イベント概要
和歌山県のジェンダー平等推進センター「りぃぶる」が主催する「語り合い広場」が9月6日(土)に開催されます。このイベントは、「男性の生きづらさとその向き合い方」をテーマにし、男性が抱えるさまざまな課題に光を当てます。講師には京都橘大学の濱田智崇准教授が迎えられ、専門的な知見をもとに、参加者と共に現状の問題を掘り下げていきます。
現代社会における男性の役割
日本社会では、長い間、男性は「強く」「頼れる存在」としての役割が求められてきました。家庭を支え、経済を回すという期待がその背後にはあります。しかし、少子高齢化の進行や経済状況の変化により、男性にも新たな役割が求められるようになっています。男女の境界が曖昧になり、仕事・育児・介護を共同で分担する必要性が高まっている今、男性は「男らしさ」へのプレッシャーに苦しむ一方で、職場環境の変化にも適応しなければなりません。
特に育児や介護に対する制度改正が進められているものの、実際には「育休をとりたいが取りづらい」「介護が続かない」という声が多く聞かれます。これらの側面から、男性がどのように悩み、どのようなサポートが必要かを知ることができる貴重な機会です。
イベントの目的
「語り合い広場」とは、参加者が互いに経験や思いを共有しながら、現状の問題を理解し、共に解決の糸口を見つけることを目的としています。心理学の専門家が導くこの場では、男性が自由に意見を交換し、自分自身の思いを整理する手助けを行います。これにより、参加者は新たな視点を得、自分ひとりではなく、仲間がいることを実感できるようになるでしょう。
開催詳細情報
- - 日時: 令和7年9月6日(土)13:30~15:30
- - 会場: 紀の川市打田生涯学習センター(紀の川市西大井363)
- - 定員: 先着30名(事前に申し込みが必要)
- - 参加費: 無料
- - 一時保育: 1歳から小学2年生まで(事前予約が必要)
このイベントは、ただの講演会ではなく、実際に参加者同士が研ぎ澄まされた感覚で耳を傾け合う「場作り」を大切にしています。それぞれの経験を共有することで、構造的なジェンダー問題の理解を深め、どう対処していくかを話し合うことができるのです。無料で参加できるため、気軽に申し込みが可能です。
申し込み方法
参加を希望される方は電話、FAX、Eメール、もしくは来所にて、必要事項(氏名、住所、連絡先、一時保育の有無)をお知らせください。 申し込みは先着制で、定員に達し次第終了となるため、お早めに行動されることをお勧めします。
連絡先: 和歌山県ジェンダー平等推進センター“りぃぶる”
〒640-8319 和歌山市手平2-1-2 県民交流プラザ和歌山ビッグ愛9階
TEL:073-435-5245
E-Mail:
[email protected]
このイベントを通じて、男性が自身の「生きづらさ」を見つめ直すきっかけとなり、より良い未来を共に築く出発点になることを期待しています。