和歌山県、企業のカーボンフットプリント算定や支援団体を募集中!

和歌山県が呼びかけるカーボンフットプリント支援



和歌山県では、製品の温室効果ガス(GHG)排出量を算定する「カーボンフットプリント(CFP)」に関するモデル事業を立ち上げることが決定しました。このモデル事業では、企業が自社製品の環境影響を明確にし、消費者に対して情報を伝える取り組みを推進するため、支援する業界団体や影響力のある企業を募集しています。

事業の背景と目的


この取り組みは、第5次和歌山県環境基本計画に則り、脱炭素社会の実現を目指すものです。具体的には、企業が自らの製品のCFPを算定し、その情報を消費者に提供することで、環境に優しい製品の選択を促進することが狙いです。しかし、特に中小企業においてはCFP算定の経験が不足しており、その普及にはCFPに関する知識を持つ人材の育成が急務とされています。

そこで、本事業を通じて、業界団体や影響力を持つ企業にCFP算定体制を構築し、商工会や高等教育機関での人材育成支援を行うことが求められています。

作業の流れと内容


支援実施団体は、以下の活動を行う予定です。

1. CFPセミナーの開催
支援団体やその他関係者を対象に、CFPについての基礎知識を習得するためのセミナーを開催し、実践的なCFP模擬算定ワークショップを実施します。各々、1回程度の開催を予定しており、具体的な日程は採択後に調整されます。

2. アドバイザリー支援
支援実施団体及び関係者からのCFP算定に関する問い合わせに対し、専門的なアドバイザリー支援を月1回程度(1回1時間)実施する予定です。

このアドバイザリーは令和7年8月から令和8年3月までの期間で実施されます。

対象者と応募要件


支援対象となる団体は、2団体程度を予定しています。具体的には、以下の基準を満たす団体を求めています。
  • - 本事業の実施目的や目指す成果が明確であること。
  • - GHG/CFP算定やライフサイクルアセスメント(LCA)に関する経験を持ち、実務について理解しているメンバーがいること。
  • - 地域企業に広く影響を持つ組織であること。
  • - 地域内でのCFP人材の増強や普及を目指していること。
  • - 次年度以降も取り組みを継続し、自立に向けた工夫があること。

募集期間と応募方法


応募は令和7年7月11日(金曜日)9時から7月30日(水曜日)15時までの間に受け付けられます。参加希望の方は、製品のカーボンフットプリントに関連する申請書を和歌山県商工労働部商工労働政策局商工振興課宛にメールで提出してください。

お問い合わせ


何か質問がある方は、和歌山県商工労働部商工労働政策局商工振興課、担当の山本までお気軽にご連絡ください。電話073-441-2740またはメール [email protected] でお問い合わせいただけます。

この取り組みを通じて、和歌山県がより持続可能な社会へ向けて一歩を踏み出すことを期待しています。

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