yuniの資源循環実験
2025-05-20 15:30:44

和歌山市での廃棄物再生実験、yuniが目指す持続可能な地域資源循環

和歌山市で新たな資源循環の試み



株式会社yuniは、2025年4月から和歌山市と連携し、寝具を中心とした廃棄物の再生素材化に向けて実証実験を開始します。この試みは、リサイクルの推進だけでなく、地域内での資源循環の確立を目指すものです。

寝具の廃棄問題


日本において、寝具の約98%は焼却処分されています。羽毛などの一部を除けば、多くの寝具は再生素材として活用されることなく廃棄されているのが現状です。この課題に対し、yuniは「日本を廃棄大国から資源大国へ」というビジョンのもと、廃棄予定の寝具を回収・再生するサービス「susteb」を展開しています。

実証実験の目的


和歌山市での実証実験では、寝具ごみの焼却削減や再生素材の提供による輸入削減、さらにCO2排出量の大幅削減を目指します。この実験により、地域で発生する寝具ごみを資源として活用し、輸入に依存しない持続可能な社会を構築することが期待されています。

具体的な活動内容


この取り組みでは、以下の実現を目指します:
  • - 焼却削減:和歌山市で発生する寝具ごみの焼却を減らし、資源化を促進します。
  • - 再生素材提供:寝具由来の再生素材を利用することで、新たな素材輸入を削減します。
  • - CO2排出量削減:ライフサイクル全体でのCO2排出量を大幅に削減します。
  • - 地元素材循環:地域での素材提供を行うことで、輸送にかかる排出量を抑制します。

今後の展望


yuniは、和歌山市との取り組みを足掛かりに、周辺地域の企業や自治体との協力を広げていきます。また、大阪泉佐野再生工場を拠点に、輸送によるCO2排出も軽減しつつ、ローカルな素材循環システムを進めていく計画です。さらに、地域の雇用創出にも寄与したいと考えています。

yuniは、兵庫県西脇市や山梨県都留市を含む全国各地に再生工場を展開する意向を決定しており、寝具以外の資源の再生素材化にも積極的に取り組む予定です。和歌山市で行う実証実験の成果を基に、「寝具等の資源化モデル」を広めていき、より多くの廃棄物を再生利用へと導くための活動を続ける見込みです。

susteb(サステブ)とは


「susteb」は、廃棄物から新しい素材を生み出すサービスで、寝具やクッションなどに使用される綿・ポリエステル・羽毛・ウレタンのリサイクルを行っています。2021年9月に開始し、自治体や法人、一般家庭からの廃棄物回収と再生素材化を進めています。

株式会社yuniの概要


代表取締役CEOには内橋堅志が就任し、東京に本社を置くyuniは、2019年に設立された企業です。彼らのミッションは、「焼却処分場を再生工場へ」という信念のもと、不要な資源を新たな価値に変革することです。我々一人一人が持続可能な社会を目指し、資源を大切にすることが求められています。この取り組みが成功することを期待しましょう。

詳細な情報については、公式サイトをご覧ください:yuni公式サイト


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