有田市の未来を築くための市長新年挨拶とは
有田市の未来を築くための市長新年挨拶
新年明けましておめでとうございます。有田市の市長、玉木久登です。新春を迎えるにあたり、皆様が健やかに過ごされていることを願っております。昨年は市政に対する変わらぬご支援、心から感謝申し上げます。
さて、令和8年という年は有田市にとって特別な意味を持つ年です。なんと、市制施行70周年という重要な節目を迎えます。昭和31年から続く歴史の中で築かれてきた伝統を尊重しつつ、今後の未来に向けて新たな一歩を踏み出す年にしていきたいと考えています。
自然と文化の宝庫
有田市は、海・山・川に囲まれた地域で、名産のミカン農業や豊かな漁業、さらには熊野古道など自然と文化に恵まれています。これらの地域リソースは時として当たり前の存在となりますが、その価値を改めて見直し、誇りを持って活かしていくことが重要です。持続可能な地域づくりを進めながら、私たちの自然と文化を守っていくことが有田市の未来を切り開くと信じています。
誇らしい成果と新たな取り組み
昨年、「有田・下津地域の石積み階段園みかんシステム」が世界農業遺産に認定されました。この成果は、農業従事者と行政が協力し合って築き上げたものです。その価値を世界に発信できる機会が生まれたことは、地域全体の活性化に繋がると考えています。
また、宮原小学校跡地には新しい複合施設が建設中です。ここは地域の新たな交流拠点となり、世代を超えたコミュニティの絆を深める場となることを期待しています。この施設の完成は、地域の未来にとって大きな意味を持つでしょう。
医療とイベントの充実
さらに、新有田市立病院の建設が進行中で、来年の開院予定です。この病院は、地域医療にさらなる安心感をもたらし、市民が安心して暮らせる基盤を強化します。
今年は市制施行70周年記念として、「紀文まつり」を規模を拡大して開催する予定です。このイベントは、市民や事業者が一丸となり、地域の魅力を発信する機会となるはずです。
未来を共に創る
まちづくりは行政だけの力では実現できません。市民一人ひとり、事業者の皆様の協力が不可欠です。持続可能な社会を築くために、皆で手を携え、未来に向けて一歩ずつ着実に進んでいきましょう。市民の皆様の積極的な参加があってこそ、有田市の未来は明るく開かれるのです。
本年が皆様にとって健康で充実した一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。今後とも変わらぬご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
市長 玉木 久登