消費者が選んだブランド・ジャパン2025発表！YouTubeが4度目の首位獲得

2025年のブランド評価、YouTubeが堂々首位

日経BPコンサルティングが行った「ブランド・ジャパン2025」調査の結果が発表され、今年は特にYouTubeが注目を浴びています。これは、一般生活者が選ぶ強いブランドについての評価で、YouTubeは評価スコア89.1ptを記録し、3年ぶりに首位に返り咲きました。今回の調査には6万2千人が参加し、ブランドの「総合力」が評価されました。

YouTubeの強みとは？

YouTubeは、ブランド力を構成する4つの指標、つまり「コンビニエント（利便性）」「イノベーティブ（革新性）」「アウトスタンディング（卓越性）」「フレンドリー（親近性）」で高評価を獲得しました。特に利便性と革新性に関する評価が高まり、これがプレゼンスを際立たせる要因となりました。現在、YouTubeの月間ユーザー数は7350万人を超え、日々新しいクリエイターやコンテンツが生まれています。

人気のコンテンツとしては、Creepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」が2億回以上再生され、また「猫ミーム」の投稿が16億回を超える再生数を記録しています。こうしたデータはYouTubeが、単なる動画プラットフォームを超え、国民的なメディアとしての地位を確立していることを示しています。

2024年の未来に向けて、YouTubeは様々な機能改善を行い、ユーザー体験をより充実させるための新機能も導入中です。AI技術を取り入れた自動生成の背景画像や、AI自動吹き替え機能などがその例です。

他に注目されたブランド

YouTubeの後に続くのはGoogle（86.0pt）、ローソン（85.5pt）、無印良品（84.5pt）、ユニクロ（84.2pt）と、総合力ランキングのトップ5に名を連ねました。特にローソンは、過去のイメージを覆す革新的なキャンペーンが高く評価されています。「盛りすぎチャレンジ」という施策が話題を呼び、ローソンの SNSフォロワー数も業界最多を更新しました。

無印良品は、持続可能な消費に対する意識が高まる中で、エシカルな取り組みや地域活性化を図る施策が賞賛されています。一方、ユニクロは、強力な商品開発において安定した成長を見せており、誕生40周年を迎えたこの年には多くのキャンペーンが展開される予定です。

上昇ブランドの洞察

今回の調査では、上昇ブランドとしてローソンに続いてNetflixと生茶も注目されています。こうしたブランドは、消費者の「お得感」と「楽しさ」を融合させ、エンターテイメント要素を取り入れた戦略で支持を獲得しています。特に流通やECモールが注目される昨今、ブランドの評価は消費者意識の変化を反映したものといえるでしょう。

これらの結果を踏まえ、消費者がどのようにブランドを評価しているのか、その背景を理解することがますます重要になっています。日々変わりゆく消費者のニーズに応えるために、企業も積極的に戦略を見直し、対応していくことが求められます。