パンダとアオリイカの物語
2025-07-24 12:58:25

アドベンチャーワールド、パンダの竹でアオリイカの産卵成功!新たな命のサイクルが始まる

アドベンチャーワールド、パンダの竹でアオリイカの産卵成功!



和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドでは、パンダが食べ残した竹を利用してアオリイカの産卵床プロジェクトが進行中です。今年も産卵が確認され、4年連続の成功を収めました。このプロジェクトは、竹の再活用を通じて地域の環境保全といのちの循環を目的としています。

アドベンチャーワールドで設置された30基の産卵床のうち、22基にはすでに卵が産み付けられています。さらに、その一部は京都大学白浜水族館で展示され、来館者に孵化の様子を楽しんでもらえます。展示は2025年7月2日から10月下旬まで行われ、運が良ければ卵から孵化する瞬間も目にすることができます。展示には、パンダが食べ残した竹が使用されています。

魅力的な産卵プロジェクト


6月28日に中国へ帰国したジャイアントパンダたちが最後の食事として食べた竹の枝葉が、岸和田市の漁港でも初めての産卵床として活用されています。岸和田市の修斉小学校の生徒と共に、アオリイカの新たな産卵床を設置し、最後の竹から新しい命がスタートします。

このプロジェクトは、パンダの食事として利用してきた竹を再活用し、地域の海洋生態系に寄与することを目指しており、アオリイカの卵塊はもちろん、その周りには豊かな生物相が形成されています。

展示会と放流の詳細


展示会は京都大学白浜水族館で行われ、時間は午前9時から午後5時まで。観覧者は産み付けられた卵を水槽で観察でき、さらに孵化の様子も期待できます。7月13日からは水槽内で稚イカの孵化が始まり、21日には705匹が海へ放流されました。これにより、アオリイカの新しい世代が環境に貢献することになります。

環境保全への貢献


アドベンチャーワールドが行うこのプロジェクトは、里山と里海をつなぎ、健康な生態系を育むことを示す一例です。近年、海水温上昇によってアオリイカの産卵に適した環境が減少している中、竹を用いることで生態系の回復が見込まれています。

今後もアドベンチャーワールドでは、設置した産卵床のモニタリング調査を続け、環境DNA調査も行う予定です。これにより、魚類の個体数の変化や生物相の確認を科学的に行い、持続可能な開発を実現する活動を進めていきます。

この取り組みは、地域の自治体や教育機関、漁業関係者との連携も強化しながら進められ、里山の竹と海を結びつける新たなモデルケースを作り出そうとしています。

まとめ


アドベンチャーワールドでのパンダとアオリイカを通じた命の循環プロジェクトは、地域の環境を保全し、未来の海洋生態系を守るための重要なステップとなります。皆さんもぜひ、京都大学白浜水族館での展示を訪れて、その目でこの素晴らしいプロジェクトの成果を見届けてください。


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