奈良おもちゃ美術館
2025-08-28 16:42:27

奈良おもちゃ美術館、5万人達成の感動に包まれたセレモニー

奈良おもちゃ美術館、5万人達成の感動に包まれたセレモニー



奈良県三郷町に位置する「奈良おもちゃ美術館」が、開館からわずか5ヶ月で年間来館者目標の5万人を突破しました。この記念すべき瞬間を祝うため、8月26日には来館者5万人突破記念セレモニーが開催され、参加者たちはその喜びを共有しました。

記念セレモニーの様子


記念すべき5万人目の来館者は兵庫県から訪れたご家族。初めての来館で、本格的な木のおもちゃの数々に驚いたとのこと。特に、平城京の大きな朱雀門の前での家族写真は、一生の思い出として心に残ったことでしょう。セレモニーでは、くす玉が割られたときの歓声が響き渡り、その後には「木のたまご」やオリジナルのお菓子が記念品として贈呈されました。

館長の前田英隆氏は、関西全域から訪れる多くの人々に感謝の言葉を述べ、現在進行中の歴史遺産との連携による観光企画についても言及しました。「木の魅力をより多くの方に感じていただきたく、様々な取り組みを今後も続けていきます」と、館の未来への抱負も語りました。

地域からの祝福


記念セレモニーには、三郷町の木谷町長や特定NPO法人芸術と遊び創造協会の多田理事長らも参加し、祝福の言葉が贈られました。木谷町長は、「誰一人取り残さない社会を目指し、インクルーシブなまちの拠点として、奈良おもちゃ美術館のさらなる発展を期待しています」と述べ、地域の支援の重要性を強調しました。

また、多田理事長からは「おもちゃ学芸員の熱意と地域の協力がこの成果をもたらしました。関西を代表するおもちゃ美術館としての挑戦と拡大を期待しています」と、力強いエールが送られました。

来館者の推移


「奈良おもちゃ美術館」は、開館当初から注目を集め、初日には450枚の前売り券が完売しました。春休みやゴールデンウィーク、夏休みといった長期休暇に伴い、メディア取材やSNSを利用した情報発信も功を奏し、目標の半数に当たる25,000名を早々と達成しました。現在、平日には約200名、土日祝日には約600名、夏休み中はさらに多くのお客さまが来館され、月平均では約9100名に達しています。

多世代・幅広い団体の利用


開館からの5ヶ月間に68団体が利用し、主に乳幼児施設が多くを占めています。他にも、障がい福祉サービスを運営する団体や老人クラブ、行政視察など、多岐にわたる団体がこの魅力的な施設を訪問しています。地域との連携を深めながら、来館者の多様化が進んでいます。

これからの展望


「奈良おもちゃ美術館」は、社会福祉法人檸檬会と三郷町が手を組んで誕生した官民協働のプロジェクトであり、地域の活性化と子育て支援の両立を目指しています。木のおもちゃを介して、世代を超えた人々が共に遊び学べる場所として、また障がい者の就労支援の場としても機能しています。

今後も幅広い年齢層や国籍、性別、障がいの有無にかかわらず、誰もが参加できるような取り組みを展開し、地域の活性化への貢献を続けていく考えです。奈良おもちゃ美術館は、まさに地域の宝として、さらなる展開を目指しています。

奈良おもちゃ美術館 概要


  • - 住所: 奈良県生駒郡三郷町立野北3-12-7
  • - 開館時間: 10:00~16:00
  • - 休館日: 木曜日
  • - WEBサイト: 奈良おもちゃ美術館

まとめ


奈良おもちゃ美術館の快挙は、地域の協力と熱意が生んだ結果です。今後も多くの来館者を迎え入れ、インクルーシブな社会の実現を目指すこの美術館に注目です。


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