築野オレオケミカルズが環境意識を高めるイベントに参加

環境意識を高める「2025南紀白浜空の日フェスタ」

2025年11月8日、熊野白浜リゾート空港にて「2025南紀白浜空の日フェスタ」が開催され、築野オレオケミカルズ株式会社が出展しました。このイベントでは、家庭から鋭意発生する使用済み食用油の回収を促し、同社が進めている廃油リサイクル技術についての認知を深める活動が行われました。

出展の目的と背景

築野オレオケミカルズは、1990年代から廃食用油のリサイクルに取り組んでおり、これまでに培ってきた技術や経験がフル活用されました。家庭で排出される廃食用油はまだ十分に回収されていない状況であり、イベントはその啓発を目的としました。和歌山県が家庭からの廃食用油回収を推進する中、同社は参加することで市民の理解を深める機会をつかみました。

イベントの概要

フェスタは、13：30から16：30の間に国際線ターミナルエリアで行われ、多彩なプログラムが用意されていました。特に注目すべきは、廃食用油を使用した石鹸づくり体験です。来場者は、廃油がどのように資源として再利用されるのかを直接体感し、リサイクルへの関心を高めることができました。

また、アンケートを通じて家庭における廃油活用に関する意識調査も実施され、参加者にはオリジナルグッズの配布も行われました。これにより、地域住民との対話が促進され、循環型社会の実現への一歩を踏み出しました。

ここからの展望

築野オレオケミカルズは、今後も持続可能な社会の実現に向け、独自のリサイクル技術を駆使し続けます。同社の取り組みは、環境への負荷を軽減し、廃食用油の有効活用を通じて地域貢献をすることを目指しています。これにより、使用済み食用油を資源として再利用し、新たな価値を生み出す循環型ビジネスモデルの推進が期待されています。

築野オレオケミカルズの歴史

築野グループは1960年にオレオケミカル事業をスタートし、以来60年以上の歴史を誇ります。米油を精製する過程で生じる副生成物を巧みに活用し、脂肪酸や脂肪酸誘導体を製造しています。また、1990年代からは使用済み食用油のリサイクルにも注力しています。グループ全体として原料から製品化までの一貫した生産体制を整え、樹脂や接着剤、石鹸など、様々な製品において環境に優しい代替品の開発を進めています。