令和7年の幕開け、和歌山県の未来へのビジョンはここに

令和7年の新たな幕開けに寄せて

明けましておめでとうございます！令和7年を迎え、和歌山県知事は新しい年に向けたメッセージを発表しました。今年の大きなテーマは、新たな総合計画の策定です。この計画は、2040年の和歌山県の未来の姿を描くもので、県民の皆さんとの密なコミュニケーションが求められます。

和歌山県の人口は1956年に比べて大きく減少し、現在は約70万人。しかし、知事はこの現実を「しっかりとした幸福な暮らしができる道筋を考える出発点」と捉えています。そのために、彼は「熟議」やタウンミーティングといった参加型プログラムを通じて、県民からの意見を積極的に取り入れていく考えです。

令和6年の能登半島地震から得た教訓を生かし、県の防災体制を見直す重要性も訴えています。具体的には、避難所の環境を改善するために、トイレトラックやキッチンコンテナを導入して、より快適な避難生活を実現します。また、国土強靭化により、より安全な地域づくりを推進する計画です。

働き方改革も重要なテーマです。知事は、県庁から変わることが改革の第一歩と捉えており、「男性育休100パーセント宣言」や「勤務間インターバル宣言」を実施。さらに、残業削減やリモートワークを活用した柔軟な働き方によって、県民サービスの向上を目指しています。

また、子育て世帯を支援するため、県内の小中学校で給食費の無償化を実現しました。さらに、「こども食堂」を支援し、地域に多世代が交流できる場を提供することで、子どもたちの育成支援にも力を入れています。

2025年の大阪・関西万博に向けては、和歌山県の自然や文化、食、産業をテーマにした「和歌山百景ー霊性の大地ー」の発信に注力していきます。これにより、和歌山の魅力を全国に広めていく計画です。

脱炭素社会の実現に向けても積極的です。カーボンニュートラルに貢献できる産業の振興や、民間ロケット射場「スペースポート紀伊」の発展にも努めます。

新しい年が県民にとって素晴らしい年となることを願っています。和歌山県がこれからどのように進化し、発展していくのか、目が離せません。新たな一年が、皆さんにとって希望に満ちたものになることを心からお祈り申し上げます。