梅の力で健康な鶏を育てる「トリグーン」
近年、鶏肉と鶏卵は栄養価の高い食品として注目を集めています。その中で、株式会社紀州ほそ川飼料が開発した抗酸化飼料「トリグーン」が注目を浴びています。和歌山県の日高郡みなべ町に本社を構える同社が手がけたこの飼料は、梅由来の有効成分を基にした革新的な製品です。
トリグーンの特長とは?
「トリグーン」は、梅から抽出した機能性エキスを利用しており、その抗酸化力はアスタキサンチンと同等。この効果を確認したのは和歌山工業高等専門学校の研究によるもので、なんと一般的なアスタキサンチン飼料の100倍以上にものぼる抗酸化物質が含まれているというから驚きです。
実際に、ブロイラーや採卵鶏における期待できる効果としては、次のような点が挙げられます。
ブロイラーへの効果
1.
保水性の向上・ドリップの低減 - 肉質を良好に保つための重要な要素です。
2.
臭い成分の発生量を半減 - 食品の風味を大きく向上させます。
3.
脂肪の酸化を抑制 - より長く風味を持続させることができます。
4.
味・香りの官能評価が向上 - 食品としての価値を高めます。
採卵鶏への効果
1.
産卵率の向上 - 鶏の年齢や季節に関わらず、安定した産卵が期待できます。
2.
卵質の向上 - 食品としてのクオリティが改善されます。
3.
栄養価の向上 - 健康志向の消費者にも喜ばれる要素です。
4.
卵重・産卵日量の改善 - 産業としての競争力を高める要因となります。
使用方法と効果検証の無料提供
「トリグーン」は1000kgの飼料に対して1kgを加えて均一に攪拌し、鶏に与えます。この特性を活かすため、ブロイラーは21日齢、採卵鶏は70日齢からの給与開始が推奨されています。
さらに、同社では「トリグーン」の全国展開に向けて効果の無料検証を行っています。これは、全国の養鶏農家に対して約10万円分の製品を無償で提供し、使用前後のデータを収集してレポートを作成するというもの。実際の効果を確認する絶好の機会です。
農業WEEKでの出展
この「トリグーン」は、2025年10月1日から3日に開催される「農業WEEK」に初出展します。和歌山県から全国、さらには世界へと向かうこの製品の魅力を現地で直接見られる貴重な機会です。興味を持たれた方は、ぜひブースにお立ち寄りください。
- - イベント名: 農業WEEK(通称:J-AGRI TOKYO)
- - 会期: 2025年10月1日(水)〜3日(金)、10:00〜17:00
- - 会場: 幕張メッセ(5〜7・9・10ホール)
- - 出展ブース: 株式会社紀州ほそ川(38-31)
地域貢献への思い
紀州ほそ川飼料は、株式会社紀州ほそ川のグループ企業として100年の歴史を有し、梅の有効成分を活かす研究に情熱を注いでいます。「文化的、生産する。」を理念に、農業の発展に寄与する製品を届けていく姿勢が、今後の展開にも期待を寄せられています。
公式サイトや、展示会での事前登録を行い、現地で直接情報を受け取るチャンスをお見逃しなく!