アドベンチャーワールドでレッサーパンダの展示がついにスタート
和歌山県白浜町に位置するアドベンチャーワールドが、2025年7月19日(土)から希少な動物、レッサーパンダの展示を開始します。この展示は、繁殖・育成を目的とした「ブリーディングセンター」で行われ、レッサーパンダが快適に暮らせる環境を整えるために、これまでジャイアントパンダがいた空間をリニューアルしました。レッサーパンダは、その愛らしい姿と珍しさから多くの訪問者の注目を集めること間違いなしです。
レッサーパンダ展示の詳細
展示開始日は2025年7月19日ですが、準備工事のため、7月8日(火)から一部非公開となります。特に、7月17日(木)と18日(金)の2日間は屋内観覧通路が通行止めとなりますので、お越しの際はご注意ください。
なお、レッサーパンダの展示はエントランスドームのウェルカムルームやファミリー広場の中にある運動場でも行われ、いくつかの場所でその愛くるしい姿を観察することができます。
アドベンチャーワールドのレッサーパンダについて
2025年7月7日現在、アドベンチャーワールドではオス3頭、メス2頭の合計5頭のレッサーパンダが暮らしています。この施設では1988年にレッサーパンダの飼育を開始して以来、合計17頭の赤ちゃんが誕生しており、繁殖実績も確かなものとなっています。
レッサーパンダの特徴
- - 分類:食肉目、レッサーパンダ科
- - 学名:Ailurus fulgens
- - 生息地:ヒマラヤから中国南部
- - 寿命:10〜15年
レッサーパンダは主に木の上で生活し、背面は茶色、腹面は黒色の体毛を持っています。このカモフラージュは敵から身を守るために重要です。また、特に特徴的なのは太く長いしっぽで、木の上でのバランスを取るのに役立っています。彼らは雑食性で、アドベンチャーワールドでは主に竹を食べていますが、リンゴやペレットなども与えられています。
繁殖と生態
レッサーパンダは1.5歳から2歳で性成熟を迎え、メスは出産の数日前から竹などを運んで巣を作る習性があります。このような魅力的な生態や習性を観察できる特別な機会となるでしょう。
アドベンチャーワールドのSDGsへの取り組み
アドベンチャーワールドでは、「いのちを見つめ、問い続ける。いのちの美しさに気づく場所。」というSDGs宣言の下、すべての生命にSmile(しあわせ)が満ち溢れる未来を創出するための活動を行っています。国内外の動物園との連携を通じて、種の保存や遺伝的多様性の維持に貢献する努力を続けています。
まとめ
2025年7月19日から始まるレッサーパンダの展示は、ただ単に動物を見るだけではなく、その保護や繁殖に対する意識を高める場ともなるでしょう。和歌山の自然に触れながら、ぜひレッサーパンダとの出会いを楽しんでください。私たちの未来を見守るレッサーパンダたちに会いに、アドベンチャーワールドへ足を運んでみてはいかがでしょうか?