和歌山県内の農業と中小企業の未来を切り開くファンド募集

和歌山の地域資源を活用した新たなビジネスが進行中ですが、その一環として、公益財団法人わかやま産業振興財団が「わかやま農商工連携ファンド」の助成事業を発表しました。このプログラムは、和歌山県内で活動する農林漁業者と中小企業者が協力し、各々のリソースを利用して新商品や新サービスを開発することを目的としています。

助成対象者について

このファンドの助成対象には、和歌山県内に事業所を構える中小企業者やNPO法人、さらには農業や漁業、林業に関連する法人や団体が含まれます。新しいシナジーを生むためのパートナーシップが求められており、地域の特性を生かした取り組みが期待されています。

助成対象事業の詳細

支援される事業内容は、主に次の2つに分かれています。まず一つ目は、新商品や新サービスの開発です。これは消費者のニーズに応えるための新たな提案が求められています。もう一つは、新しい生産方法や販売方法の開発です。これにより、効率的でダイナミックなビジネスの運営が可能になると考えられています。

助成額や資金使途の詳細

助成金の額は、50万円から300万円の範囲内で、助成率は最大で経費の3分の2に設定されています。しかし、注意が必要なのは今年度から、別のファンドとの予算一本化によって、助成の総額や採択件数が減少する可能性があることです。これを踏まえた上で、早めの応募が推奨されます。

助成金の利用は多岐にわたります。具体的には、外部専門家への謝金や旅費、研究開発にかかる費用、そして広告宣伝に使う費用などが広く認められています。これにより、専門的な知識や技術の導入が容易になり、より多角的な事業展開が可能となります。

募集期間について

この助成事業への応募は、令和元年12月9日から令和2年1月31日まで行われます。時期が限られているため、申請を考えている方は早めに準備を進めることが重要です。

お問い合わせ先

詳しい情報や申し込みに関する問い合わせは、公益財団法人わかやま産業振興財団（電話番号：073-432-3412）までお気軽にどうぞ。公式ウェブサイトも活用し、必要な情報を確保することをお勧めします。

和歌山の農業と中小企業は、このファンドを通じて地域の強みを再発見し、さらなる発展へつなげる機会を得られることでしょう。魅力的なビジネスアイデアを形にする第一歩として、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。