和歌山の中学生がものづくり体験を通じて未来の可能性を広げるチャンス

和歌山県では、地域のものづくり企業が中学生の職場体験を受け入れる取り組みが進められています。これは、和歌山県内の中学校で行われる「中学校職場体験プログラム」の一環として、2023年度から再開されているものです。生徒は1日から最大5日間、地元の企業にて貴重な職場体験を行い、実際の仕事を通じて学びを深めます。

昨年開催された「紀の国わかやまものづくりフェア2023」では、約3,500人の小学生と中学生がものづくりに関する豊かな体験を楽しみました。このイベントでは、保護者に対するアンケート結果が注目を集めました。約85％の回答者が、子どもたちにものづくりに関する教育やプログラムが必要だと感じており、さらに職場体験のニーズが高いことが明らかになりました。このデータは、地域に根ざした教育を進める上で貴重な指針といえるでしょう。

地元企業の皆様には、ぜひこの取り組みへの参加をお願いしたいと思います。中学生に対してものづくりの職場を開放し、将来の選択肢を広げる手助けをしていただけることが、優れた技能者を育てる第一歩につながります。受け入れに同意される場合は、「中学生職場体験受入れ意向確認書」を所定の問い合わせ先へお送りください。これは随時受け付けており、既に受け入れを行っている事業所様には引き続きご協力をお願い申し上げます。

この取り組みは、和歌山県の商工観光労働部が中心となって行われており、各中学校の教員が生徒の受け入れ調整を担います。したがって、事業者様は学校との直接の連絡を通じてさらなる詳細を確認することができます。地域のものづくり企業が中学生の未来の選択肢を広げる助けとなることを願い、皆で協力していきましょう。