紀陽銀行とSDFキャピタルの新たな挑戦
紀陽銀行、紀陽キャピタルマネジメント、SDFキャピタルの3社が共同で「紀陽スタートアップデットファンド」を設立することを発表しました。ファンドの設立は2025年度を予定しており、地域のスタートアップ企業の育成と地域経済の発展を目指します。
背景と目的
近年、スタートアップ企業が抱える資金調達のニーズは多様化しています。特にデットファイナンスはエクイティファイナンスと合わせて活用されるようになり、その重要性が高まっています。国内でもスタートアップとベンチャーキャピタルとの連携が進んでおり、関係者が集まるイベントも開催されています。2025年には「ベンチャーデットサミット」が行われ、スタートアップの支援に向けた動きが活発化しています。
紀陽銀行は「第7次中期経営計画」としてサステナビリティ戦略を重要視し、創業・スタートアップ支援に注力しています。スタートアップ支援室の新設やインキュベーション施設「Key Site」の開設を進めており、地域のスタートアップ育成に積極的に関与しています。紀陽キャピタルマネジメントは、すでに17社に投資を行い、SDFキャピタルは独立系スタートアップデットファンドを日本で初めて設立し、総額62億円を運用しています。
紀陽スタートアップデットファンドの特徴
新たに設立されるこのファンドは、総額10億円を予定しており、出資金の50%以上を関西地域のスタートアップ企業への融資に使用します。これにより、地域の創業やスタートアップの支援に特化し、更なる成長を促進することを目指しています。地域経済の成長に寄与するスタートアップの育成支援を行うことで、より活力ある経済基盤を築いていく方針です。
ファンドの概要
- - 名称: 紀陽スタートアップデットファンド
- - 設立予定時期: 2025年度中
- - 投資対象: 国内のアーリー~レイター中心のスタートアップ
- - 無限責任組合員: 紀陽キャピタルマネジメント、SDFキャピタル
- - 有限責任組合員: 株式会社紀陽銀行
ファンド設立は、地域の未来を担うスタートアップへの投資を通し、持続可能な経済成長に貢献することを目的としています。紀陽銀行の地域ネットワークと、SDFキャピタルのスタートアップ業界との強力な連携により、迅速な投融資判断を実現します。
お問い合わせ
詳しい情報やお問い合わせは、以下の連絡先までご連絡ください。
この新ファンドの設立により、地域のスタートアップ企業がさらなる成長を遂げ、日本全体や地域の経済にも貢献することが期待されています。これからの展開から目が離せません。
会社情報
- 所在地: 和歌山県和歌山市本町1丁目35番地
- 設立: 1895年5月2日
- URL:
紀陽銀行公式サイト
- 所在地: 大阪府堺市堺区市之町東1丁1番10号
- 設立: 2021年3月1日
- URL:
紀陽キャピタル公式サイト
- 所在地: 東京都品川区上大崎二丁目25-2
- 設立: 2021年11月
- URL:
SDFキャピタル公式サイト