和歌山のパンダたちが交通安全を支えた6年間
和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドで暮らすジャイアントパンダ『彩浜(さいひん)』と『楓浜(ふうひん)』が、交通安全の広報活動を6年間にわたり務め、その功績を称える感謝状贈呈式が2025年5月20日(火)に行われます。この式では、現役の交通安全和歌山夢大使である楓浜の前で彩浜と楓浜に対する感謝状が和歌山県警察から贈呈されます。
夢大使としての活動
彩浜は2019年から2021年まで、そして楓浜は2022年から2024年まで交通安全和歌山夢大使に就任し、県内の交通安全運動の広報活動に取り組んできました。特に、毎年行われる夏の交通安全運動や全国的な交通安全運動に参加し、子どもたちが安心して生活できるよう努力してきました。
彼らの活動は、子どもたちが交通事故に巻き込まれず、夢に向かって健康に成長することを促進するもので、パンダたちはそのシンボルとして大いに活躍しました。
感謝状贈呈式の概要
贈呈式は開園前の特別な時間に行われ、約15分間のプログラムが設けられています。当日は、和歌山県警察本部交通部長や白浜警察署長、アドベンチャーワールドの副園長が出席し、出席者の紹介や趣旨説明が行われた後、楓浜の登場がある予定です。特に、竹で作った横断歩道とメッセージが贈られる場面は注目されるでしょう。最後には、彩浜・楓浜への感謝状が贈呈され、参加者からの挨拶も行われます。
交通安全和歌山夢大使の役割
和歌山県では年間4回の交通安全運動が実施されており、ジャイアントパンダたちはその広報活動に重要な役割を果たしてきました。「彩浜」が夢大使に任命されたのは2019年で、彼女の後を継いだ「楓浜」が現在まで活動を続けています。両者の存在は、地域の交通安全意識向上に寄与し、多くの人々に親しまれてきました。
これからのアドベンチャーワールドでは、彼らの姿が見られなくなることを寂しく思うかもしれませんが、交通安全の大切さは引き続き皆さんに伝えていきます。そして、彼らが残した活動の遺産を未来につなげていくことの重要性を感じながら、これからも交通安全に対する意識を高めていきましょう。
SDGsへの取り組み
アドベンチャーワールドは、「いのちを見つめ、問い続ける」ことを掲げ、環境保護と生命の尊重を目指しています。SDGs(持続可能な開発目標)の理念を持って、地域との共生を大切にし、動物たちと人々の幸せな未来を築いていく活動を続けています。パンダたちが果たした役割は、まさにこの理念を体現するものでした。
今後もアドベンチャーワールドを訪れる際には、彼らの思いを胸に、交通安全について考えるきっかけにしていただければと思っております。