社会構想大学院大学が2024年度学位授与式を挙行
2025年3月22日、東京都港区にある社会構想大学院大学にて、2024年度の学位授与式が華やかに行われました。本年度は、実務教育研究科およびコミュニケーションデザイン研究科から、合計48名の学生が修士課程を修了し、それぞれ学位が授与されました。
式典の中で、吉國浩二学長が開会の挨拶を行い、修了生の努力を称える言葉を贈りました。学長は、今の世の中が大きな変革を迎えている中、皆さんが本学で得た「社会を構想する力」が、これからの社会において重要な意味を持つことを強調しました。彼の言葉は、修了生にとっての新たな道を切り拓く励みとなるものでした。
学長の式辞の一部抜粋
吉國学長は「多くの皆さんが本学の全課程を修了し、学位を取得されたことを心よりお祝い申し上げます。この2年間、皆さんが挑戦し続けてきたことは、誠に素晴らしいものでした。国際情勢が不安定な中、皆さんの持つ知識や力は、未来を切り開くために大切な財産です。」と述べました。
また、学長は「仲間とのつながりも大切にしながら、より良い社会を築くために尽力してほしい」と激励しました。修了生たちが学びの成果を社会に還元する姿勢は、今後の彼らに期待される部分です。
修了生代表のメッセージ
実務教育研究科を代表して近咲子さんが謝辞を述べ、「私たちはこの2年間の経験を通じて、学びという杖を手に入れました。この杖を携えて旅立ち、社会に貢献していきたい」とその意気込みを語りました。彼女の言葉には、自らの成長を意識し、今後の社会人活動への強い決意が込められていました。
さらに、コミュニケーションデザイン研究科の望月賢一さんは「学びを通じて得た知識を実務へ展開し、課題解決に貢献することが大切です。この学びを通じて社会に貢献することを幸せに感じています」と述べ、研究の成果を実践へとつなげることへの意欲を示しました。
修了生の研究テーマ
修了生はそれぞれ独自の研究テーマに取り組み、社会へのインパクトを意識した内容が多かったです。以下は、その一部です。
- - 企業の中堅リーダーに焦点を当てた支援方法の考察や、その介入手法の有効性について
- - 地域の防災意識を高めるための双方向のアプローチに関する研究
- - 学習指導要領の活用方法により、生徒がより自律的に学ぶための支援方法について
- - 和歌山県における専門学校の在り方と地方創生の関わりを探る研究
- - 女性のキャリア支援に関する課題と解決策
- - 成長に寄与するハイブリッドモデルの考察
大学について
社会構想大学院大学は、2017年に設立され、社会貢献を目指す知識人の育成を行っています。今後も新しい研究科の設立や、社会に貢献できる教育プログラムの開発を続け、さらなる発展を目指します。この日は、未来に向かう新たなスタートを切る重要な日となりました。
修了生たちが持つ理論と実践のスキルが、これからの社会を形作る大きな一歩となることを期待しています。