和歌山のホテルロビーで楽しむ紀州いぐさの文化展
和歌山の心が息づく場所、ホテルグランヴィア和歌山で、特別な展示が行われます。2025年9月8日から約1か月間、1階ロビーにて、和歌山の老舗、有限会社井戸畳店が手がけるライフスタイルブランド「inoca」による「紀州いぐさ」をテーマにした商品が展示されます。この展示は、紀州いぐさの魅力を再発見し、地域文化への理解を深めるための貴重な機会です。
この活動の背景には、いぐさの栽培主産地である熊本県八代市で農家が減少している現実があります。そこで、井戸畳店は自ら苗を育て、畳の原材料を手がけるプロジェクトを始めました。畳の伝統を守るだけでなく、日常生活に取り入れられる新しいデザインを展開することで、紀州いぐさの価値を広めています。
展示される商品には、実際にいぐさを使用した雪駄や、ブックカバー、カードケースなどが並び、色とりどりのデザインが特徴です。各商品は、いぐさの豊かな香りとともに、和風だけでなくモダンな感覚をも組み合わせたデザインが評価されています。ホテルのロビーに足を運ぶことで、和の雰囲気を体感し、紀州いぐさの素朴な魅力を感じることができます。
展示期間と場所
- - 期間: 2025年9月8日(月) ~ 10月5日(日)頃(予定)
- - 場所: ホテルグランヴィア和歌山1階ロビー
更には、実際にいぐさが栽培されている様子を感じることもできる展示内容となっており、見るだけでなく香りを楽しむ体験も用意されています。いぐさの香りはリラックス効果が期待でき、自然と和の心に浸ることができる一石二鳥の体験です。
井戸畳店について
和歌山県において85年の市を誇る井戸畳店は、昔ながらの伝統を守りつつ、現代のライフスタイルに合った畳の可能性を模索し続けています。自社で育てた紀州いぐさを利用し、丁寧に仕上げられた畳表は、多くの宿泊施設や寺社仏閣でも重用されています。その技術と素材へのこだわりは、観る者に信頼を与えるものです。
inocaの使命
inocaは、いぐさの香りを日常生活に取り入れることをコンセプトにしたライフスタイルブランドです。雪駄やインテリア小物といった多様な商品展開は、デザイン性と機能性を両立させ、エコ素材としても注目されています。日常の中で、少し特別な瞬間を演出するアイテムがまさにここにあります。
ホテルグランヴィア和歌山について
ホテルグランヴィア和歌山は、紀州の伝統文化と現代の快適さを両立させ、多くのゲストに愛されてきた宿泊施設です。和歌山の歴史が息づくこの場所で、旅の思い出を深める機会をぜひお楽しみください。展示を観覧することで、和歌山の文化に触れ、心温まる体験をお過ごしください。