関西大学ボランティアセンター20周年に寄せる思いと未来への挑戦
関西大学ボランティアセンターが2025年に設立20周年を迎えます。この記念すべき節目を活かし、同センターは学生が社会課題に対して主体的に行動を起こすための様々な取り組みを展開していきます。これにより、被災地支援や環境保全の重要性を学生に伝えるだけでなく、実践を通じて地域社会の発展にも寄与していくことを目指しています。
設立からの歩み
関西大学ボランティアセンターは2005年に設立され、大阪府内の大学として初の取り組みです。以来、学生たちの自主性や社会性を育む場として機能してきました。今年度は特に、研究や実践を通じて社会問題を理解し、行動に結びつけることを重視する記念事業が計画されています。これにより、学生が自ら社会課題に向き合うきっかけとなり、将来的には卒業後も社会に貢献できる人材を育成することを目指しています。
2大プロジェクトの詳細
被災地支援プロジェクト
能登半島地震からの復興を支援する「写真洗浄ボランティア」は、関西大学の学生が主体となり開始されます。このボランティア活動では、被災者の心に寄り添いながら写真の洗浄や返却を行うとともに、現地視察を通じて「支援とは何か」を深く考える機会が与えられます。事前講座を経て、実際の被災地を訪れるこのプロジェクトは、学生にとって貴重な学びの場となるでしょう。活動は、9月12日から14日にかけて行われる予定です。
マイクロプラスチックプロジェクト
一方、友ケ島で実施される「マイクロプラスチックプロジェクト」は、環境問題への意識を高めるためのものです。このプロジェクトでは、海洋ごみ問題をテーマにした清掃活動が行われます。参加者は大阪から流れる川に由来するごみの問題に直面し、その実態を理解することで、持続可能な社会の構築に向けた行動意識を育てていきます。清掃活動は10月5日に実施される予定です。
未来を見据えた「学び」と「気づき」
このような実践を通じて、学生たちは「学び」と「気づき」を得て、それが社会への行動に結びつくことを目指しています。関西大学ボランティアセンターが掲げる目標は、学生が学校を卒業した後も様々な社会課題に対して自ら行動し、持続的に地域社会に貢献していく人材として成長することです。
この記念すべき20周年を迎える中で、関西大学ボランティアセンターは未来へ向けた重要な一歩を踏み出しています。社会貢献に興味がある学生にとって、この機会を逃す手はありません。ぜひこの機会に、自らの力を社会に還元する一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。