図書館が変わる!
2025-04-22 11:49:57

公共図書館に新たな価値を!「TOSHOP」実証実験開始

公共図書館に「TOSHOP」が新登場!



日本出版販売株式会社(通称:日販)が、株式会社図書館流通センター(TRC)とタッグを組み、公共図書館内で本や文具雑貨、地域特産品などを販売する新しいショップ「TOSHOP」の実証実験をスタートさせます。これにより、図書館はただの本の貸出所ではなく、地域住民が集い、文化を育むコミュニティの中心地としての役割を果たすことを目指しています。

実証実験のスタート地点



実証実験は2025年5月31日(土)から和歌山県海南市にある「海南nobinos」から始まり、次いで愛知県日進市、石川県野々市市で展開される予定です。特に海南nobinosでは、地域の人々に本や文具雑貨を通じて新たな価値を提供し、図書館利用の促進を狙っています。具体的には、

  • - 海南nobinos(和歌山県海南市日方1525番地6)
  • - 日進市立図書館(愛知県日進市蟹甲町中島3番地)
  • - 学びの杜ののいち カレード(石川県野々市市太平寺4丁目156番地)

上記の3館で順次実施され、約半年間のテスト期間を経て、持続的な運営モデルの確立を目指します。

TOSHOPの目指すもの



「TOSHOP」は、図書館における新しいビジネスモデルの提供を試みます。図書館は本を借りる場だけでなく、利用者が手に取れる商品を販売するスペースにもなります。これにより、

  • - 書店の新しい形としての役割
  • - 地域住民同士の交流の場
  • - 文化を育むコミュニティの拠点

といった多面的な機能を付加することが期待されています。日販は過去に、入場料が発生する書店「文喫」や、完全無人の書店「ほんたす ためいけ」といった革新的なビジネスモデルを発表してきましたが、図書館もまたその重要な一環なのです。

商品構成と運営の試行



「TOSHOP」では、書籍に加え、文具や地域特産品、日常用品も取り扱います。これにより、地域の魅力を発信しながら、図書館を訪れる人々に新たな体験を提供します。商品ラインナップは実証実験の中で検証され、地域のニーズに合った運営方法が模索されます。この取り組みは、図書館の運営に不要な大規模投資を伴わずに実施される予定です。

地域活動への貢献



「TOSHOP」の導入は、図書館が地域社会にどれほど貢献できるかを問う新たな試みです。図書館を利用する人々が増えることにより、読書人口の増加に寄与し、文化的な交流を促進することが期待されます。

「TOSHOP」は、地域の住民だけでなく、観光客にとっても魅力的なスポットとなるでしょう。このように、公共図書館が進化することで、地域コミュニティの中心としての役割がますます重要視されます。

さて、この新たな試みがどのように進化していくのか、私たちも注目していきましょう!


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