熊野古道の土が生んだ新感覚のラム酒が登場!
熊野古道のオリジナル酵母から生まれたラム酒
和歌山県工業技術センターで活用されている「古道酵母」は、熊野古道から採取されたオリジナルの酵母で、地域の特性を反映したユニークな風味が魅力です。この酵母の開発は、平成16~18年度の戦略的研究開発プラン事業から始まっており、その後の研究を経て、さらなる進化を遂げました。
新たなる発展:KODO.ec162株
最近では、日本酒の人気が高まり、その需要に応えるために開発が進められました。その結果、カプロン酸エチルを約10倍生産できる新しい「古道酵母」KODO.ec162株が誕生。この酵母は、その芳香を引き立て、食文化に新たな風を吹き込んでいます。
新感覚ラム酒の実現
KODO.ec162株を用いて制作された新しいラム酒『Rum from Kumano Kodo』が、truck合同会社から販売開始されました。このラム酒は、フルーティな香りが楽しめる一品に仕上げられており、熊野の自然を感じさせる味わいが特徴です。新たな地酒として、地域経済の活性化にも寄与することでしょう。
未来への期待
このラム酒の開発は、和歌山県の食品開発への取り組みの一環であり、今後も様々な新商品が続々と登場することが期待されます。工業技術センターの食品開発部では、食品加工施設や評価機器を完備しており、多様な製品開発の支援を行っています。これからも、地域の特産品を活かした新しい商品が生まれるのを楽しみにしています。
おわりに
この新たなラム酒『Rum from Kumano Kodo』は、ただの飲み物ではなく、熊野古道の文化や歴史を感じさせる特別な一杯です。ぜひ一度、その風味を体験してみてはいかがでしょうか。和歌山の新しい特産品として、多くの方に愛されることを願っています。