和歌山市宮前出張所に新たな救急車が登場！医療体制が一新

和歌山市宮前出張所に新たな救急車が登場！

和歌山市は、令和7年8月4日より宮前出張所に新しい救急車を運用開始しました。この新たな救急車は、迅速な救急活動を追求したデザインが魅力です。

鳥の名を冠した救急車「はやぶさ」

今回は新しい救急車に名付けられた「はやぶさ」という名前の由来についても触れましょう。和歌山市内の各救急車にはそれぞれ鳥の名前が付けられており、軽やかに現場に到着するという思いが込められています。また、車両側面には「Act Fast Save Lives」というメッセージがあり、迅速に行動し命を救うという意義が強調されています。

新しい救急車の特徴

新たに導入された救急車の特徴は、「広さ」「揺れの少なさ」「使いやすさ」の3つがコンセプトです。具体的には以下のような内容です。

1. 広々とした室内

新しい救急車は、以前のモデルに比べて室内の幅が広がりました。これにより、傷病者に対して両側からの処置がよりスムーズに行えるため、迅速な手当が可能になります。また、二人の救急隊員が同時に処置することで、処置時間の短縮が見込まれます。

2. 揺れに強い構造

この新救急車には特許技術が採用されており、路面からの振動を抑える構造になっています。これにより、傷病者を安静に搬送できるだけでなく、関係者の車酔いのリスクも減少します。

3. 使いやすさの追求

電動式の2段階のステップが装備されており、どなたでも安心して乗り降りできる設計がなされています。さらに、後部座席は跳ね上げ式で、隊員の活動空間を拡大できるようになっています。快適な乗り心地を実現するためのクッション性やヘッドレストも備えています。

4. 感染症対策

特に新型コロナウイルスの影響を受けた医療現場において重要な感染防止対策として、陰圧対応のスライド隔離室が設置されています。未知のウイルスへの対応にも堅実な備えがなされています。

最後に

今回の新車両は、和歌山市民の安全を守るため、塚本治雄様からの寄付によって実現した「塚本治雄基金」を活用しています。新しい救急車を通じて、これからも地域の医療体制の強化を目指してまいります。新車両への見学やご興味のある方はお気軽に訪れてください。

いつでも市民のために迅速に対応できるよう、和歌山市の救急車両は進化を続けています。今後も私たちは地域の安心を守るため、努力を惜しまない所存です。