和歌山市における新たな試み「インフラゼロハウス」
2023年4月1日、和歌山市と独立行政法人のUR都市機構は「新しいまちづくりの推進に関する基本協定書」を結び、官民連携のまちづくりをさらなる推進を開始しました。これに伴い、2024年8月20日には市役所にてUR都市機構の関係者が市長を訪問し、彼らの新しい取り組みである「インフラゼロハウス」を活用した実証実験の内容について報告しました。
この実証実験は、和歌山市の北ぶらくり丁商店街において、全国初の「インフラゼロハウス」を活用したもので、災害対応や環境に配慮した空間の整備を目的としています。特に、平常時やイベント時のサポート体制を強化するためのものです。ここでの実証実験は、UR都市機構と(株)MUJI HOUSEとの共同プロジェクトとして位置づけられており、地域の活性化を図る重要なステップともなります。
実証実験の内容と設置場所
実証実験は、2024年10月12日から同年12月末にかけて行われ、北ぶらくり丁商店街の東側に「インフラゼロハウス」のリビング棟とユーティリティ棟の2台が設置される予定です。これにより、地域住民の皆さんが普段から利用できるような、環境に優しい空間が提供されることになります。具体的な設置内容には、バイオトイレや太陽光発電、蓄電池が備えられており、既存のライフラインとも連携できるよう設計されています。
この「インフラゼロハウス」は、和歌山市が進める官民連携によるまちづくりの一環として、地域の特性を活かしながら地域活性化を目指しているとのこと。今回の実証実験を通じて、地域の方々がその効果を実感し、さらなる協力体制が築かれることを目指しています。
今後の展望と期待
このプロジェクトによって、生まれる新たなコミュニティの形や、災害時の対策にしっかりと機能するインフラの重要性が再認識されることでしょう。また、今回設置される「インフラゼロハウス」は、環境負荷の低減や持続可能性を実現するための重要なステップであり、他の地域とも連携しながら経験や知見を共有することで、これからの地域づくりに生かされると期待されています。
UR都市機構とMUJI HOUSEの連携により、和歌山市のまちづくりの未来がどのように変化していくのか、今から非常に楽しみです。この実証実験が成功することにより、全国的なモデルケースとしても注目されることでしょう。地域が一体となり、さらに良い社会を作るための活動が続けられることを切に願っています。
お問い合わせ先
この実証実験に関する詳細や質問は、以下にお問い合わせください。
- - UR都市機構 西日本支社 都市再生業務部 担当: 吉田・濱口 (電話) 06-4799-1571
- - MUJI HOUSE 広報担当: 松枝・矢吹 (電話) 03-6699-7400