「日本一東京に近い田舎」特集！和歌山・串本町の自然と食

日本一東京に近い田舎、田舎の魅力を再発見しよう

全国各地に存在する町や村は、実は独自の魅力が詰まった宝庫です。とりわけ注目を浴びているのが、和歌山県の串本町や山梨県の丹波山村。どちらも「住みたい田舎」ランキングで高評価を得ており、東京からもアクセスの良さが際立っています。今回は、これらの町の魅力を深堀りしてみたいと思います。

和歌山県・串本町

串本町は本州の最南端に位置し、太平洋に面しています。黒潮の恵みを受けたこの地域は、温暖な気候で四季折々の海の幸が楽しめます。特に、「近大マグロ」の養殖が有名で、質の高い魚が水揚げされています。また、地元ブランドの「しょらさん鰹」は、伝統的なケンケン漁で獲れるもので、美味しさは折り紙付きです。

串本町はまた、最近注目を集めている宇宙探究コースを設置した高校があり、教育にも力を入れています。自然の魅力を活かしつつも新しい挑戦を続けるこの町は、未来を見据えた頼もしい地域でもあると言えるでしょう。

海の恵み、食の宝庫

串本町では、近代的な養殖技術と伝統的な漁法が共存しています。例えば、幻の高級魚・クエの養殖も行われており、その成長が難しいとされているこの魚は、特別に調整されたエサによって免疫力を向上させています。そういった努力のおかげで、地元の漁師たちの収入も安定し、地域の活性化に寄与しています。

山梨県・丹波山村

次に紹介するのは、山梨県の丹波山村です。この村は自然豊かで、約500人の住民が97%を占める山林に囲まれた環境で生活しています。丹波山川から流れる清らかな水は、東京都の飲み水にも供給されています。

特に人気の特産品は、丹波山村で育てられる舞茸です。この舞茸は「原木栽培」と呼ばれる手法で丁寧に育てられ、「松茸よりおいしい」と評判です。実際に食べてみると、その豊かな風味と食感に驚かされることでしょう。