高野山の体験
2026-07-13 13:40:23

高野山での特別なひととき「ウィッシュ・バケーション」体験レポート

高野山での特別なひととき「ウィッシュ・バケーション」体験レポート



2026年7月10日から12日の3日間、高野山で開催された「ウィッシュ・バケーション@高野山 2026」は、難病を抱えるお子さんとその家族に向けた特別なイベントです。約1200年の歴史を誇るこの聖地で、参加者たちに静かな時間が提供されました。今回は、その貴重な体験の様子をご紹介します。

旅の始まり:高野山に到着



上天気の中、まずは奥川さん家と矢野さん家の両家族が高野山に到着しました。金剛峯寺の中での見学が始まり、案内役の雨貝さんによって寺の歴史や建物の特徴、さらには伝説に触れる、驚きの体験が共有されました。特に『金剛峯楼閣一切瑜伽瑜祇経』にまつわる由来の話や、建築物の防火のための工夫には、子どもたちも興味津々でした。

宿坊「成福院」での夕食では、初めて体験する精進料理が振る舞われ、空くんの誕生日を祝う心温まる場面もあり、すぐに交流が始まりました。この日、参加者たちは書道に集中し、般若心経の写経に挑戦しました。互いの作品を見せ合う中で、自然と心の交流が生まれていました。

第2日の朝:仏心を感じながら



2日目は清々しい空気に包まれて、お勤めが始まりました。住職の言葉からは、高野山が多くの祈りを受け継いできた聖地であり、参加者たちにとって「心のお土産」を見つける時間であることが強調されました。また、高野山高等学校の生徒たちとも交流があり、共に体験することで、お互いが新しい視点を得る場となりました。

生徒たちの手作りうちわで温かく迎えられ、参加者たちが「仏心」について学んでいる中、会話が弾む時間が持たれました。昼食後の念珠作りでは、一人ひとりが込める思いを形にして、自分自身の願いを感じる貴重な経験になりました。大きな輪を作った念珠をみんなで回しながら、つながりの大切さを再認識しました。

癒しの夜:無量光院での宿泊



宿坊「無量光院」での夕食は、文化財にまつわる話を聞きながら、さらに深い交流が生まれました。庭の庭でひぐらしの声を聞きながら、静かで心が落ち着く夜が過ごされました。この時期の高野山の自然を感じながら、家族で語り合う時間は特別な思い出となりました。

最終日:ここからのスタート



最終日は護摩を焚く儀式から始まり、住職の教えに従って深い心の交流が生まれました。杉木立の中を散策し、お地蔵さまにお参りをする中で、参加者たちは改めて「同行二人」の大切さを感じました。高野山の清らかな空気は、誰もが心に平安をもたらすものでした。

最後の会では、参加家族の思いを共有し、感謝の言葉が交わされました。奥川さんのお母さんは、新たに見えた自分に気づくことができたと振り返り、矢野さんのお父さんの涙に、お互いの理解が深まった瞬間を感じました。ここまでの3日間が、家族の心をもつながるものとしたのです。

終わりに: 新たなつながりを



「ウィッシュ・バケーション」は、ただのイベントではありませんでした。ここでの経験は、参加した家族にとって新たな生活の一部となり、それぞれの日常に持ち帰られることでしょう。高野山の贈り物は、心のお土産として、これからの彼らの支えとなることを願っています。私たちは決して一人ではないのです。誰かと共にいるからこそ、かけがえのないものが見えるのです。この経験がすべての始まりであることを信じて、これからも共に歩んでいきましょう。


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