南紀白浜で新たな観光体験!「WANDERIDE」の周遊プログラム開始
和歌山県白浜町で、観光庁採択事業「南紀白浜 面的周遊プログラム」がいよいよスタートしました。このプログラムは、glafit株式会社と白浜町の協力のもと、インバウンド向けの周遊体験を提供するものです。電動パーソナルモビリティ「WANDERIDE」を導入し、観光客がより広範囲にわたって、白浜の魅力を探求できるように設計されています。
新たな動き、観光資源の再発見へ
白浜町は、関西を代表する観光地で、毎年多くの観光客が訪れています。しかし、これまでの交通手段となる自家用車やレンタカーの依存が、高い渋滞や駐車場の不足、また公共交通の不便さを生じさせていました。特に外国から訪れる観光客は、国際免許取得の煩雑さや公共交通の難しさから、路地裏の飲食店や歴史的な外湯などに訪れづらいという課題があったのです。
このような状況を受けて、2025年3月にはglafit社と白浜町が包括的な連携を結び、電動モビリティを利用することで地域交通の補完と観光振興を目指すことが決まりました。この動きは、白浜町における新たな取り組みの第一歩となります。
「WANDERIDE」とは?
「WANDERIDE」は、glafitが開発した特定小型原動機付自転車で、ユニバーサルデザインを採用し、16歳以上であれば運転免許が無くても簡単に利用できます。この新しいバイクは、観光や宿泊施設と連携して町内を自由に移動できる楽しさを提供します。
また、専用アプリを通じて利用することで、利用者は年齢確認や交通ルールテストを受けながら、スムーズに予約や解錠が可能です。このアプリには「WANDERMAP」と呼ばれる、地元の観光スポットを紹介するマップ機能も搭載されており、訪れるべき場所を簡単に見つけられます。
利用実績と新たな展開
ここ1年半の間に、glafit社は白浜町の複数の観光施設に「WANDERIDE」を導入し、特にインバウンド層の利用が増加しています。具体的には、アドベンチャーワールドや白良荘グランドホテル、人気のカフェなどでの利用が進んでおり、観光客が自分のペースで周辺を探索できる歩みを提供しています。
今回新たにスタートする観光庁の事業では、QRコードによる多言語マップの実装が計画されています。このマップは、日本語と共に英語や中国語、韓国語にも対応しており、訪れる国の言語で観光地をスムーズに理解できることを目的としています。さらに、スポットごとの案内動画もQRコードを読み込むことで視聴が可能です。
地元住民との役割と発信
白浜町は「WANDERIDE」事業において、地域の理解を得るための取り組みや、安全な走行環境の確保を進めています。また、宿泊施設や観光業界との連携を強化し、観光客がアクセスしやすい基盤を構築しています。このことによって、隠れた名所や路地裏の店舗への送客が促進され、観光効果が町全体に波及することを目指しています。
町長の大江康弘氏は、電動モビリティの利点が「地域の魅力を再発見する」ことに寄与することを強調しています。また、glafitの鳴海社長も、観光庁によるこのプロジェクトが全国的な展開の新たなモデルケースになると期待を寄せています。
おわりに
今後、白浜町における「WANDERIDE」との連携によって、観光客にとって新たな体験が提供されることになります。「移動を楽しむ」という理念のもと、白浜町が持続可能な観光地として進化していく姿を、私たちも目にすることができるでしょう。白浜の新しい観光体験を、この「WANDERIDE」でぜひ体感してみてください。