高校生の力!「スポGOMI甲子園2025」で日本一を競った熱戦の模様
2025年11月30日、東京都墨田区で開催された「スポGOMI甲子園2025」全国大会では、高校生たちによるごみ拾いの競技が繰り広げられました。このイベントは、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として行われ、高校生たちが3人1組でチームを組み、制限時間内にどれだけ多くのごみを拾えるかを競い合います。この活動は、地域や環境問題に対する意識を高めることを目的としています。
全国から42チームが参加し、その中には埼玉県代表の「クリーンLV0」が含まれていました。彼らは見事に優勝を果たし、2連覇を達成しました。大会では368.3kgものごみが回収され、参加者は縁の下の力持ちとして地域の美化に貢献しました。
大会の概要
このスポGOMI甲子園は、全国42都道府県で行われた予選大会を勝ち進んだ代表チーム82人が集まり、競技を行います。競技内容は特定のエリア内でごみを拾い、その質と量をポイント化して競うというルールです。参加チームは、42都道府県から選ばれた高校生たちで構成されています。
開会式では、墨田区の山本 亨区長が次世代の環境問題解決リーダーがこの大会から生まれることを期待すると語りました。この挨拶は、参加者たちの士気を高め、大会の意義を称えるものでした。
熱戦の結果
競技はすぐに熱気に包まれ、選手たちはラフな服装で、全力でごみ拾いに奮闘しました。地元の商店街や住宅街を舞台にした競技エリアでは、若者たちの清々しい姿が見られました。優勝した「クリーンLV0」は、昨年の先輩たちから引き継がれた知識をもとに、ポイントが高いごみの戦略的な集め方を実践しました。彼らはGoogleマップを活用し、ごみの発生ポイントを把握しないと努力を続けてきました。
また、2位には「燃えるゴミ」が、3位には鹿児島県代表の「赤龍会」が入賞しました。さらに、7位の京都府代表「水都国際」にはセブン‐イレブン賞が贈呈され、参加した全チームが努力を称えられました。
セブン‐イレブンの役割
セブン‐イレブン・ジャパンはこの大会に協賛し、社会貢献に取り組む姿勢を示しました。優勝チームには、ナナコのぬいぐるみやマスキングテープ、ちぎりパン風のトーストスチーマーなどの副賞が贈呈されました。セブン‐イレブンの担当者は、このような活動が地域社会にポジティブな影響を与え、持続可能な社会の実現に寄与できることを期待しています。
未来への希望
「スポGOMI甲子園」は、このように未来の世代が環境問題を自分のこととして捉え、その課題に取り組む機会を提供しています。今年の大会も多くの高校生が参加し、競い合った結果、約13万kgものごみが回収されました。その活動を通じて、若者たちを次の行動を起こす人材へと育てていくことが、この大会の目的でもあります。
このイベントが将来の清掃活動や環境意識にどのような影響を与えていくのか、今後の展開にも注目が集まります。全参加者が自分の行動を見つめ直し、地域と環境を改善するための意欲を高めるきっかけになることが、私たち全員に求められています。