カンボジアの学生と交流する初の国際交流事業を実施する和歌山・奈良
奈良県宇陀市と和歌山県那智勝浦町が手を組み、カンボジアの教育最前線を行っているCLAの学生たちとの初めての国際交流事業を実施することが発表されました。このプロジェクトは、一般社団法人公民連携推進機構(C+G)と公益財団法人CIESFが共同で、地域の特産品や文化を活かしつつ、国際的な教育交流を推進するものです。
国際交流事業の背景
この交流は、初代天皇・神武天皇が和歌山県那智勝浦町に上陸し、宇陀市で大和平定を成し遂げたとされる歴史的背景を持っています。お互いの地域には古くからのつながりがあり、合同での取り組みはその歴史的意義を今に伝えるものです。
C+Gの役割と取り組み
C+Gはこれまで、地域のデジタル教育やDXスキル研修などを行っており、宇陀市と那智勝浦町の地元企業を支援して地域活性化を図ってきました。最近では、東京都虎ノ門に地域名産品を提供する期間限定レストラン「宇陀那智」をオープンし、地域経済を盛り上げています。
国際交流事業の詳細
本プロジェクトは、2023年7月23日から25日まで、宇陀市と那智勝浦町で行われ、合計30名の小学生が参加予定です。奈良県から宇陀市の小学生10名、和歌山県から那智勝浦町の小学生10名、カンボジアのCLAの小学生10名が交流する計画です。
日程は以下の通りです。
奈良県宇陀市(7月23日~24日)
- - オリンピックメダリスト寺川綾さんが指導する水泳教室
- - 最新技術を体験できるARスポーツ「HADO」体験会
- - 動画を通じた国際交流を促進するTikTok教室
- - 宇陀市内の名所を巡るツアー
和歌山県那智勝浦町(7月24日~25日)
- - ビーチフラッグス金メダリスト遊佐雅美さんによる水辺の安全教室
- - ビーチバレー体験と地元の生まぐろを味わう朝食体験
- - 熊野那智大社や那智御瀧の見学
ふるさと納税クラウドファンディングによる支援
この国際交流事業の資金は、ふるさと納税クラウドファンディングを通じて集められます。令和7年4月4日から、寄付を募集し、支援を行います。
カンボジアの教育支援
CIESFは、教育に対する支援を行っており、現地の教師育成を目指した事業を進めています。これにより、子供たちが質の高い教育を受けることが可能になります。
交流の目的
この国際交流イベントには、賛同するオリンピアンが参加し、スポーツを通じた交流も促進されます。また、カンボジアの子供たちが体験することで、国際理解を深めることが期待されています。
本プロジェクトは、地域の歴史と文化を結びつけた画期的な取り組みとして注目されています。今後、みなさんもぜひ参加や支援を検討してみてください。