万博で買い物かご
2025-05-01 11:02:27

環境への配慮を反映した買い物かごが万博で登場!

環境に優しい未来型買い物かご



2025年に開催される大阪・関西万博において、環境問題への取り組みの一環として特製の買い物かごが導入されます。この買い物かごは、牡蠣養殖用のプラスチックパイプをアップサイクルして製作されており、ボーイスカウトの子供たちによる清掃活動から生まれました。これにより、地域の海洋環境保護にも寄与しています。

アップサイクルの意義


近年、海洋プラスチックごみの問題がクローズアップされています。この問題を解決するための挑戦が、株式会社ピリカによって実施されています。ピリカは、プラスチックの海洋流出を防ぐために、回収から再資源化を行い、持続可能な製品開発を推進しています。ボーイスカウトの「スカウトの日」イベントの一環で実施された海ごみ清掃活動において、ボーイスカウトたちが回収した牡蠣パイプが再利用され、買い物かごとして新たに生まれ変わったのです。

万博会場での取り組み


万博会場内には、未来を見据えた“未来型店舗”が設置され、セブン-イレブンの「西ゲート店」と「ウォータープラザ店」でこの買い物かごが使用されます。これらの店舗では、従来のビジネスモデルに新しい風を吹き込み、循環型社会に向けた取り組みが具現化されています。買い物かごには回収した素材の使用を証明するQRコードが貼付されており、利用者はその詳細を確認することが可能です。

環境との共生を促進


この取り組みは単なる物品の提供を超えて、サステナビリティに対する教育や意識啓発を促進する役割も果たします。買い物かごの使用を通じて、来場者に対して環境への関心を喚起し、日常生活における持続可能性について考える機会を提供します。

買い物かごの背後にあるストーリー


ボーイスカウト日本連盟が提唱した「プラごみバスターズ大作戦」にて実施された全国一斉活動が、この買い物かごの根底にあります。毎年9月に行われるこの活動は、地域の環境を守るために全国のボーイスカウトが一致団結して行動し、今回のアップサイクルプロジェクトにも力を入れています。ボーイスカウトたちの手によって回収された牡蠣パイプは、より良い未来を目指すための貴重な資源となっています。

会社の理念と活動内容


株式会社ピリカは、2011年に設立され、リーダブルなごみの問題に取り組むために様々な技術革新を進めてきました。SNSプラットフォーム「ピリカ」は世界中で利用されており、これまでに多くのごみを地域から回収してきました。また、マイクロプラスチックの調査やごみに関するコンサルティングも行い、環境に対して積極的にアプローチをしています。

2025年の大阪・関西万博で利用されるこの特製買い物かごは、環境問題解決に向けた象徴とも言える存在です。ボーイスカウトの活動やピリカの取り組みを通じて、私たち一人ひとりが環境保全に貢献することの重要性を再認識する機会となります。


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