#和歌山県 #保育士支援 #修学資金貸付

未来を築く！和歌山県の保育士修学資金支援制度の概要

和歌山県では、保育士の人材確保と離職防止を目的に、令和7年度から新たな保育士修学資金貸付等事業をスタートします。この制度は、保育士を目指す学生や未就学児を持つ保育士に対し、金銭的な支援を行うことで、安定した環境を提供することを目指しています。

修学資金貸付制度の概要

保育士養成施設に在籍する学生を対象に、以下のような内容で修学資金の貸付が行われます。

- 対象者：保育士養成施設に在学中の学生
- 貸付内容：月額で最大5万円、最長で2年間。初回の入学準備金として20万円、最終回の就職準備金としても同様に20万円まで支給されます。
- 生活保護などの条件：生活保護受給世帯に対しては、別途生活費が加算されます。
- 返還免除の条件：養成施設を卒業後1年以内に保育士登録を行い、和歌山県内の保育所等で5年間継続して働いた場合、借入金は免除されます。
- 募集期間：令和7年5月30日から7月25日までの間に申し込みが必要です。

この制度により、将来の保育士を育成し、県内での安定した雇用を促進することが期待されます。

保育補助者雇上げ支援

さらに、保育施設が保育補助者を新たに雇用する際に必要な資金もサポートされます。

- 対象者：新たに保育補助者を雇う保育施設
- 支援内容：1人目に対しては年に最大295万3千円、2人目に対しては221万5千円までを補助します。
- 返還免除：貸付期間中に保育補助者が資格を取得した場合や、終了後1年以内に資格取得が見込まれる場合には返還が免除されます。
- 募集期間：令和7年5月30日から募集枠に達するまで。

この取り組みは、保育士の負担を軽減し、質の高い保育環境を提供することを目的としています。

未就学児を持つ保育士への支援

未就学児を育てる保育士に対する支援も強化されています。

- 対象者：未就学児を持つ保育士で新たに保育所等に勤務する方
- 内容：保育所等で勤務する際の子供の保育料の半額を支援し、上限27,000円/月（最長1年間）。
- 返還免除：2年間連続で保育所等に従事した場合、返還が免除されます。
- 募集期間：令和7年5月30日から募集枠が埋まるまで。

この制度により、育児と仕事を両立しやすい環境が整備されることで、保育士の定着率向上が期待されます。

就職準備に関する貸付

保育所などを離職された方や新たに勤務する方を対象にした就職準備金の貸付制度も設けられています。

- 対象者：既存の保育所等を離職または新規勤務を希望する方
- 内容：転居費用や通勤費などの就職準備に充てる資金、最大40万円が支給されます。
- 返還免除：保育所等に2年間従事すれば返還は免除されます。
- 募集期間：令和7年5月30日から募集枠が埋まるまでです。

まとめ

和歌山県では、これらの貸付制度を通じて保育士という職業の魅力を高め、未来を担う子どもたちを支える大切な存在としての保育士の地位向上を目指しています。保育士の皆さんやこれから目指す方々には大きなチャンスです。詳しい情報は、和歌山県社会福祉協議会までお問い合わせください。これからの保育業界を支える新たな制度の利用をぜひご検討ください。