和歌山県が提供する電話リレーサービス
和歌山県では、聴覚や発話に困難がある方々をサポートするために、
電話リレーサービスを実施しています。このサービスは、聴覚や発話に困難な方が日本語を通訳するオペレーターを介して、電話で円滑に会話できる仕組みです。令和3年7月1日より始まったこのサービスは、24時間365日いつでも利用可能で、緊急通報も可能です。
電話リレーサービスの仕組み
電話リレーサービスは、相手との会話を通訳オペレーターが手話や文字を使って仲介します。これにより、きこえない方などと話したい相手との双方向の通話が実現します。例えば、以下のようなシチュエーションで役立ちます:
- - 美容室の予約変更: 急用で予約を変更したい。
- - 宅配業者への連絡: 不在連絡票を確認後、ドライバーに連絡したい。
- - ビジネスコミュニケーション: 取引先との会議日程を調整したい。
- - 緊急時対応: 子供が熱を出した際に、夜間救急に連絡したい。
利用方法
まず、電話リレーサービスを利用するには事前に登録が必要です。登録の詳細は、日本財団電話リレーサービスの公式サイトに訪れることで確認できます。
ここで注意すべきは、きこえる方が電話を受けた際の対応です。電話リレーサービスを介する場合、通常の電話と同じように応答し、オペレーターからの説明に従って通話を進めることが求められます。具体的な流れは以下の通りです:
1. 通話がかかると、050から始まる番号が表示されます。
2. オペレーターが「こちらは電話リレーサービスです」と案内します。
3. 双方で会話が成立するように内容を全て通訳します。
4. 通話終了後は通常通り電話を切ります。
ただし、このサービスを通じた通話は通訳を介して行われるため、一般の電話よりも返信までに時間がかかることがあります。また、きこえる方がかける場合、050から始まる番号に発信する必要があります。
お問い合わせ
さらなる情報や具体的な手続きについて理解を深めたい方は、日本財団電話リレーサービスへ直接お問い合わせください。
- - 電話番号: 03-6275-0910 (受付時間:9:00-18:00、年末年始を除く)
- - FAX: 03-6275-0913
- - Eメール: [email protected]
そして、和歌山県の福祉保健部、社会福祉課などでも関連情報が得られます。ボランティア活動や地域支援の一環として、県民の皆さんにもこのサービスの普及についての理解をお願いしたいと思います。
この電話リレーサービスが、この地域の生活を少しでも便利にし、すべての方にとってコミュニケーションしやすい環境を整える一助となることを願っています。