DAISOの新たな取り組み、浸水センサ実証実験の始まり
株式会社大創産業が、国土交通省の進める「ワンコイン浸水センサ実証実験」に参加し、浸水リスクに対応する新しいシステムを導入しました。この取り組みは、店舗の中に設置された自動販売機を通じて、浸水情報を地域住民に迅速に提供することが目的です。
実験には、福岡県のDAISO大牟田北店や佐賀県のDAISOメリーランド武雄店を含む5店舗が選ばれ、2025年12月にはこれらの店舗に「自動販売機搭載型浸水センサ」が初めて設置されます。2026年3月末までに46店舗への導入を目指しており、浸水の危険性が高い店舗が中心となっています。
「ワンコイン浸水センサ実証実験」について
この実証実験は、豪雨などによる浸水被害が発生した際、迅速に交通規制や避難情報を発信するために、リアルタイムで浸水リスクを一元的に収集することを目的としています。国土交通省が2022年に開始したこの取り組みには、約230の自治体が参加しており、河川や電柱、さらには店舗にセンサが設置されています。「ワンコイン」という名称は、低コストで汎用性の高いセンサを広げる狙いから付けられました。
自販機型浸水センサの仕組み
DAISO店舗に設置される自販機型浸水センサは、敷地内で最も低い場所に設置されるスティック型のセンサです。サイズは縦17cm、横約5cmほど。このセンサが浸水を検知すると、すぐにデータが店舗の自動販売機に送信され、さらにリアルタイムで国土交通省の浸水センサ表示システムに連携される仕組みとなっています。このプロセスを通じて、収集されたデータは地域住民へ迅速に伝えられます。
企業活動と地域貢献
このシステムは、中央大学研究開発機構、一般財団法人河川情報センター、大塚ウエルネスベンディング株式会社との協働によって設置が進められています。大創産業としては、自販機型浸水センサを広めることで、店舗周辺の浸水被害を早期に察知し、地域の災害対応力を高めることに寄与したい考えです。
大創産業について
設立は1977年で、広島県東広島市に本社を持つ株式会社大創産業は、「世界中の人々の生活をワンプライスで豊かに変える」という理念を掲げています。日本を含む26の国と地域に約5,670店舗を展開し、生活必需品から趣味嗜好品まで53,000点以上の商品を取り扱っています。2024年の売上高は約6,765億円と、国際的な小売業としての地位を確立しています。
この浸水センサの導入は、災害対策だけではなく、地域社会の安全と安心を守る新たな試みとなります。今後の展開が期待されます。