地域の魅力をカプセルトイに!
2025年3月9日、和歌山県の串本町で「串本がちゃ」というカプセルトイの販売が始まります。この商品は和歌山県立串本古座高等学校の2年生有志たちが地域の企業や自治体と協力して作り上げたもので、地域資源をリサイクルして誕生した新たな試みです。
産学官連携による新たな取り組み
「串本がちゃプロジェクト」は、次世代に向けた持続可能なまちづくりを理念に掲げています。学生たちは、5か月間にわたって実践的な学びを重ね、地元企業と連携しながらカプセル商品の企画から制作、販売に至るまでのプロセスを体験しました。これにより、地域の魅力を再発見し、経済や販売の基本的な知識を身につけました。特に、串本町内の木材会社から提供された木材の端材を利用して、地域密着型の製品を作り出しています。
多彩なラインナップと発売情報
販売価格は500円(税込)で、多様な商品ラインナップが地域ごとに展開されます。以下は販売場所とそれぞれのラインナップの紹介です。
「串本双海」
- - 販売場所: 串本海中公園
- - 内容: サンゴの森と海藻の森に生息する生き物たちのマグネット。
「KUSHIMOTO最南端フレンズ」
- - 販売場所: 潮岬観光タワー
- - 内容: 串本の一番にちなんだフィギュア。
「おうちDE橋杭岩」
- - 販売場所: 道の駅くしもと橋杭岩
- - 内容: 橋杭岩をテーマにした商品。
環境への配慮
このカプセルトイは環境にも優しい仕様となっています。使用されている木材は自然素材である端材を活用し、色合いや木目の違いを楽しむことができます。また、カプセルにはペットボトルのリサイクル資材が使用されており、持続可能な社会への一歩を踏み出しています。
お披露目会の模様
2025年3月8日には、串本古座高校でお披露目会が開催されました。生徒たちが司会を務め、温かい雰囲気の中で進行されるイベントの中、思いがけないゲストとして串本町のキャラクター「まぐトルくん」が登場し、会場は大いに盛り上がりました。生徒たちは、自分たちの手で作り上げた商品が形となったことに感動し、参加者とともにその瞬間を楽しみました。
高校生たちの想い
プロジェクトに参加した生徒たちは、「自分たちが考えた商品が多くの人に喜ばれることが嬉しい」とコメントし、具体的な販売開始が待ち遠しい様子でした。「串本の魅力を知ってもらいたい」という彼らの熱い思いが感じられました。
TAKUTOグループと地域企業との連携
このプロジェクトには、TAKUTOグループが主体となり、地元の事業者とも連携を図りました。地域活性化を目指し、持続可能な社会を作るための取り組みの一環として、若い世代が地域に根ざした活動を行うことの意義が強調されています。
結論
「串本がちゃ」は、地域の魅力を発信するだけでなく、次世代を育むプロジェクトとしての重要な一歩を踏み出しています。販売開始からどのような反響があるのか、自らの目で確かめてみてはいかがでしょうか。