TSP太陽と白浜町、地域活性化に向けた新たな協定
2023年5月30日、東京都目黒区に本社を置くTSP太陽株式会社が和歌山県白浜町と「地域活性化起業人」の協定を結びました。この協定により、同社は白浜町の地域資源を活用し、その魅力を広く発信するための取り組みを行うこととなります。具体的には、指定された社員が白浜町に派遣され、地域の課題解決に向けた様々なプロジェクトに携わるというものです。
地域活性化への第一歩
TSP太陽は、年間1,100件以上のイベントをプロデュースしている実績を持ち、地域の特性を活かしたまちづくりを重視しています。これまでのノウハウを活かし、白浜町の魅力を効果的に伝えるための情報発信や事業企画を進め、地域創生に貢献することを約束しています。
特に、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けて、白浜町との連携を強化し、サステイナブルなアクションを推進することも重要な目的としています。具体的には、SDGsの目標11「住み続けられる街づくり」、目標12「つくる責任、つかう責任」、そして目標13「気候変動に具体的な対策を」といった事項に取り扱っています。
白浜町の観光資源を生かした取り組み
白浜町は観光地として賑わう一方、日帰り観光が多く、夏以外の季節は閑散としているという課題を抱えています。そんな中、TSP太陽では「南紀白浜パンダバンブーEXPO.2020」というイベントを企画しました。このイベントでは、パンダの主食である竹を使用したアート作品の展覧会やシンポジウムが行われ、大幅な集客に成功しました。また、イベントでは約100トンにも及ぶパンダが食べない竹材をリユースすることで、持続可能な地域振興を実現しました。
さらに、「南紀白浜おしごと体験ツアー」も企画されています。2021年には実際の職業を体験しながら観光資源を学ぶ機会を創出し、地域との交流を促進しました。参加者からは、地元の魅力を実感したというポジティブな声が寄せられています。
今後の展望
TSP太陽の取り組みを通じて、白浜町の観光振興や地域課題の解決が進むことが期待されます。特に、地域活性化起業人制度を活用した社員派遣は、他の地域においても同様の成功を収めることを目指しています。今後も、地域資源を最大限に活用しながら、白浜町の魅力を全国に広め、持続可能な未来に寄与する活動を展開していくことでしょう。
白浜町の公式HPでは、今後のイベント情報や地域活性化の進捗が随時更新されていますので、ぜひチェックしてみてください。https://www.town.shirahama.wakayama.jp/
TSP太陽株式会社について
TSP太陽株式会社は、2025年で設立70周年を迎えるイベントコンサルティング企業で、国際的なビッグイベントから小規模な地域イベントまで幅広く手がけています。持続可能性やダイバーシティへの取り組みを通じて、地域と共に歩む企業として注目されています。