和歌山県民への感染防止対策のお願いと新たな指針
和歌山県では、2020年11月以降、全国的に新型コロナウイルスの感染者が増加傾向にあり、本県でもクラスターが発生するなど日々新たな感染者が確認されています。特に、高齢者や医療・福祉施設に関わる方々の感染が多く見られ、私たち一人ひとりがさらなる注意を払うことが求められています。
このような状況を受けて、県では「高齢者自身が感染リスクを避ける」「家族内での感染拡大を防ぐ」「医療・福祉施設への感染持ち込みを防ぐ」の三つの視点に基づき、新たに五つの具体的なお願いをまとめ、合計で十項目の「県民の皆様へのお願い」として公表しました。
具体的なお願い
1. 感染拡大地域への外出時は慎重に
感染者が多い地域に出かけた場合は、基本的な感染対策を徹底し、会食や接待を伴う飲食は控えるようにしてください。
2. 集団での深夜までの会食は禁止
友人や知人との夜遅くまでの集団行動や宿泊は感染リスクが高まりますので、これを避けるようにしましょう。
3. 高齢者は大規模催しへの参加を控える
特にカラオケやダンス等の多くの人が集まるイベントには参加しないようにしましょう。
4. 医療・福祉施設の職員は家族以外との会食を控える
医療機関や福祉施設に関与する方は、感染リスクを避けるため、他の人との会食を控えてください。
5. 症状が現れたら受診を
発熱や倦怠感などの症状が出た際は、出勤を避け、直ちに医療機関を受診しましょう。軽微な症状でも油断せず、電話での相談が推奨されています。
さらに注意が必要なポイント
- - 職場での発熱チェック実施: 各事業所では、従業員の発熱チェックを行い、症状のある場合は業務に従事させないようにお願いします。
- - 医療機関での感染対策: 医療機関では、未症状の方も感染の可能性があるため、軽微な症状でも新型コロナウイルス感染症を疑って検査を行うことが重要です。
- - 濃厚接触者への注意: 濃厚接触者になった場合は、陰性でも注意が必要で、自宅待機や周囲との接触を避けることが求められます。
県では感染拡大を防ぐための具体的なガイドラインや啓発ポスターも用意しています。ぜひ、これらをダウンロードし、適切な感染対策を行ってください。また、新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」のインストールも推奨されています。
最後に
新型コロナウイルスに関する情報の正確性や人権に対する配慮も呼びかけられています。不確かな情報や誹謗中傷につながる行為は厳に慎むようお願いします。県民一人一人が感染防止に対する意識を持つことが、地域の安全を守る第一歩となります。ご協力をお願いいたします。