特別な存在、ファラの46年
和歌山県白浜町にあるアドベンチャーワールドで、多くの人々に愛され続けたミナミシロサイのファラが、2024年12月13日に亡くなりました。彼女は1976年南アフリカで生まれ、1978年に和歌山にやってきてから、46年という長い間、たくさんのSmileを私たちに届けてくれました。
来園の歴史と愛情
ファラは、その愛嬌と穏やかな性格から多くの訪問者に囲まれ、子供たちにとっては特別な存在でした。彼女が開園当初からアドベンチャーワールドの象徴として君臨してきたことは、訪れた人々にとっての思い出になっています。飼育スタッフは、日々の世話を通じてファラとの信頼関係を築き、彼女の健康管理に努めてきました。
彼女の晩年とその意義
最近では、食欲の低下が見られ、スタッフたちは心配しながら彼女の様子を見守っていました。11月中旬から特に注意を払い、状況に応じた対応を行ってきましたが、残念ながら老衰が原因でファラは息を引き取りました。彼女は、48歳という日本国内でも最高齢のミナミシロサイとして、その生涯を閉じました。
出産と次世代へのつながり
ファラは7頭の子供を産み、そのうち6頭を無事に育成しました。現在、1頭がアドベンチャーワールドで元気に暮らしていることも、彼女の歴史を感じさせます。これらの子どもたちが将来、ファラのように多くのSmileを創造することでしょう。
未来への感謝のメッセージ
ファラの存在は、アドベンチャーワールドのスタッフや訪れる人々にとってかけがえのないものでした。彼女が教えてくれたもの、そして私たちが受け取った無限のSmileには感謝の気持ちでいっぱいです。ファラを見守り、支えてくれたすべての方々に心からのお礼を申し上げます。
私たちスタッフ一同は、この特別な経験を忘れず、今後も動物たちとともに新たな未来を切り開いていく決意を新たにしています。ファラの思い出を胸に、次世代の動物たちと共に、これからもSmileを創造し続けることを誓います。