次世代型配送オペレーション実証の開始
和歌山を拠点とするglafit株式会社と、東京都に本社を置く株式会社地区宅便、神奈川県横浜市の日祐株式会社が、特定小型原動機付自転車を活用した新しい配送オペレーションの実証を始めました。これにより、より効率的で環境に優しい配送システムを目指します。
電動サイクル「NFR-01Pro⁺」の特長
今回の取り組みでは、glafit社が開発した電動パーソナルモビリティ「NFR-01Pro⁺」を導入します。この電動サイクルは、免許不要で運転できる特定小型原動機付自転車に該当し、最高時速20kmの車道モードと、6kmの歩道モードを備えています。シンプルな操作性とコンパクトなサイズが特徴で、多様なシーンでの利用が可能です。特に坂道を楽に走行できるため、配達の幅が広がります。
物流業界の現状と挑戦
現在、物流業界では、配送需要の多様化や人手不足、環境への配慮が求められています。特にラストワンマイル配送では、地域特性に応じた柔軟な配送手段が必要とされています。地区宅便と日祐はこれまで、地域密着型配送網を構築し、効率的なサービスを提供してきましたが、多忙な時間帯やエリアでの安定した配送が課題でした。
「NFR-01Pro⁺」導入によるメリット
NFR-01Pro⁺の導入により、軽自動車での自転車運搬の効率が向上し、従来は2台までしか積載できなかった配送が4台まで運べるようになります。これにより、1回の運搬あたりの配達能力が倍増し、生産性が向上すると期待されます。また、新たな配送手段として、これまでバイクで行っていた配達の一部も電動モビリティに置き換え、CO₂排出量の削減も図っていきます。
実証プロジェクトの進展
実証は2026年7月以降、神奈川県川崎市や東京23区内で行う予定で、配送効率や移動時間、CO₂削減効果、安全性などを評価します。この取り組みを通じて、地域の配送網をより持続可能にしていくことが目指されています。
各社の役割と将来展望
地区宅便は首都圏でのノウハウを活かし、日祐は神奈川県の実証設計を担当します。そしてglafitは、特定小型原動機付自転車の提供と運用に関する情報を提供します。これにより、効率的かつ環境配慮型の配送システムを確立し、地域社会に新たな利便性をもたらすことを目指しています。
この実証が成功すれば、配送品質の向上とともに、持続的なエコ配送の可能性を開く新しい道が切り開かれることになるでしょう。
社長たちの思い
地区宅便と日祐の代表、河合秀治氏は「地域社会を支えるため、持続可能な配送のあり方を追求しています。また、glafit社との共創に期待しています」とコメントしています。一方、glafitの社長、鳴海禎造氏は「電動パーソナルモビリティは社会課題を解決するインフラとして育成したい」と語り、今回の実証に意義を見出しています。
まとめ
新たな配送手段としての電動パーソナルモビリティの導入は、物流業界に新風を吹き込み、持続可能な社会に向けて大きな一歩となるでしょう。この実証プロジェクトが成功することを期待しています。