アドベンチャーワールドにて親子のアムールトラを特別公開！

ついに公開！アドベンチャーワールドのアムールトラの赤ちゃん

和歌山県白浜町に位置するアドベンチャーワールドでは、2025年の12月26日から金曜日、土曜日、日曜日、祝日限定で、生後5か月のアムールトラの赤ちゃん3頭とその母親が一般公開されることが発表されました。これにより、訪れる方々は貴重な親子の姿を間近で観察することができます。

初めての一般公開

2025年7月15日に誕生した3頭の赤ちゃんは、母親と共にバックヤードで過ごしてきましたが、今回ついに多くの人々と対面することになります。母親は育児に集中するため、一般公開前は人目に触れない環境で育てられてきました。しかし、10月からのサファリワールドへのフィールドでの練習を経て、晴れてデビューが実現しました。

見学方法

公開は午前10時40分から午後3時30分まで行われ、観覧方法はケニア号に乗車する形でのサファリキャラバンやジープサファリ探検ツアーへの参加を通じて行われます。どのように親子が過ごす姿を見られるか、訪問者たちにとって特別な体験となることでしょう。

もちろん、天候や動物の体調によっては公開が中止されることもあるため、事前に確認してから訪れることをおすすめします。なお、動物たちの位置関係によって見えにくい場合もあるため、その点も考慮しておくと良いでしょう。

アムールトラについて

アムールトラは、シベリアや中国北部に生息する野生動物であり、約500頭ほどが生息していることが知られています。2019年から国内の動物園が協力し合い、保全活動に注力しており、今回の赤ちゃんたちはこの国際的な種管理計画の成果とも言えます。特に、アドベンチャーワールドは1994年からのアムールトラの飼育を行っており、今回の公開はその歴史の一端を感じられる機会でもあります。

繁殖の努力

アムールトラの繁殖に関しては難しさも伴いますが、アドベンチャーワールドではこれまでに多くの成功を収めてきました。これまでに22頭の赤ちゃんが誕生しており、そのうち9頭が成長したとのことです。2025年の赤ちゃんたちは、その元気な姿からも、持続的な繁殖プログラムの成果であることを実感させてくれます。

このような取り組みから、アドベンチャーワールドはSDGsの理念に基づいて、生命の大切さや未来に向けた持続可能な地球の重要性を伝えていく場としての役割を果たしています。ぜひこの機会に足を運んで、アムールトラの家族の素晴らしさに触れてみてはいかがでしょうか。