神奈川でSAF拡大
2025-11-04 12:22:49

持続可能な未来へ!『ほっともっと』が神奈川で廃食用油供給を拡大

持続可能な未来へ!『ほっともっと』が神奈川で廃食用油供給を拡大



株式会社プレナスは、持ち帰り弁当の「ほっともっと」をはじめとするレストランチェーンを展開する企業です。同社は2025年の10月末現在、国内に2,809店舗を構え、その中で廃食用油を国産の持続可能な航空燃料(SAF)製造に利用することで、資源の有効活用を進めています。今回は、神奈川県内の全「ほっともっと」店舗での廃食用油供給を拡大するニュースをご紹介します。

廃食用油の供給拡大


新たに神奈川県の全店舗で、年間約510トンの廃食用油がSAFの原料として供給されることになり、これにより年間約1,275トンのCO2削減が見込まれています。お客さまに安全で美味しい食をお届けするため、事業活動においては未来を見据えた持続可能な取り組みが不可欠です。
プレナスは、廃食用油をSAFに再利用することを通じて、トレーサビリティを確保しながら、CO2排出削減を実現し、さらなる気候変動対策への貢献を目指しています。

国産SAFサプライチェーン


廃食用油を活用したSAFの供給には、日揮ホールディングス、レボインターナショナル、SAFFAIRE SKY ENERGYといった企業との協力が欠かせません。プレナスは、日揮HDが主導する「Fry to Fly Project」にも参加しており、国内資源を利用したSAF製造に貢献しています。

SAFの重要性


SAFとは、石油などの化石燃料以外を原料とする持続可能な航空燃料です。全ての原料が廃食用油で構成されるSAFは、従来の航空燃料と比較して、ライフサイクル全体でCO2排出量を約80%削減することが可能です。日本では、2030年に国内航空会社の燃料使用量の10%をSAFに置き換える目標が掲げられ、2050年にはカーボンニュートラルを目指しています。

課題と展望


しかし、国産SAFの原料となる廃食用油の安定的な調達は課題とされています。その一方で、年間約10万トンの廃食用油が海外に輸出されており、輸送過程でのCO2排出や国内資源の流出が懸念されています。
「Fry to Fly Project」では、国内で発生する廃食用油を集めてSAFとして利用する取り組みを進めています。このプロジェクトを通じて、航空機が安全に飛び立ち、同時に環境にも配慮した社会を実現することを目指しています。

まとめ


今後、プレナスの取り組みが広がることで、より多くの人々が自分たちの食事がどのように持続可能な社会へ貢献しているのかを意識するきっかけになることでしょう。環境に優しい未来のために、私たち一人ひとりができることに目を向けることが重要です。今後の「ほっともっと」の動きに、ぜひご注目ください。


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