株式会社Link-Uが和歌山市に新しい開発拠点を設立、地元IT人材の育成を目指す
株式会社Link-U、和歌山市に新たな開発拠点を設立
東京都千代田区に本社を置く株式会社Link-Uが、和歌山市に新たに開発拠点を設立することを発表しました。この進出は、県及び和歌山市と締結された進出協定の一環であり、和歌山地域におけるIT関連の活性化を目指しています。
株式会社Link-Uは、2013年に設立された企業で、電子書籍や動画配信の分野に強みを持ち、サーバーの構築からアプリケーションの開発、サービスの運用までを一貫して提供するサービスを展開しています。特に、マンガアプリ開発においてはリーダー的な地位を確立しており、大手出版社とのコラボレーションで生まれたマンガアプリ『マンガワン』は、なんと累計2000万ダウンロードを超える人気を誇っています。
新たな開発拠点の役割
和歌山に開設される新たなオフィスでは、マンガアプリに関する開発だけでなく、新規事業のソフトウェア開発も行われる予定です。この拠点の設立により、地元でのITエンジニアの雇用創出が期待されています。これにより、和歌山地域はIT企業の集積地としての発展が見込まれ、地域経済の活性化にも寄与するでしょう。
株式会社Link-Uは、これまでの実績を活かし、マンガ以外にも教育や金融、ブロックチェーンといった新しい領域への事業展開を進めています。2020年には東京証券取引所市場第一部への上場も果たし、その成長速度は目を見張るものがあります。
地域との連携
和歌山市との連携は、全ての関係者にとって双方向の利益をもたらします。地元の人的資源を活用し、企業は優秀な人材を確保することができ、地域社会は新たな雇用機会を得ることができます。このような協力関係は、地域経済を支える重要な要素となるでしょう。
10月5日には、進出協定の調印式が行われ、このプロジェクトのスタートを正式に祝うことになります。企業の成長と地域の発展が共に進むことを願うイベントとして、多くの関係者が集まることでしょう。
今後、Link-Uが和歌山でどのような展開を見せるのか、そして地域経済にどのような影響を与えるのか、目が離せません。地域のIT環境がさらに整備され、多くの若者がIT業界に進出するための足がかりとなることを期待しています。
長期的には、和歌山がIT企業の集積地として国内外から注目される場所となる可能性が広がります。地元経済の発展と若者の雇用創出を実現する、株式会社Link-Uの今後の歩みに注目です。