妊産婦を支える日高町のアクセス支援事業についてのご紹介
妊産婦を支える日高町のアクセス支援事業
和歌山県日高町では、妊産婦の皆さんを支えるための「妊産婦アクセス支援事業」を展開しています。この事業は、出産に伴う経済的負担や不安を軽減することを目的としており、特に自宅から遠方の医療機関に通う妊産婦の交通費を助成するものです。
対象者について
日高町に住民登録があり、以下の2つの条件のどちらかに該当する妊婦が対象となります。まずは、自宅から最寄りの病院までの距離が20km以上である妊産婦、そして特に医療的配慮が必要とされる場合は、周産期母子医療センターなどの特定の医療機関に通院する際も対象です。具体的には、和歌山県立医科大学附属病院、日赤和歌山医療センター、紀南病院が指定されています。
経費助成の内容
この支援事業では、妊婦健診、産婦健診、診療または出産に必要な病院通院にかかった交通費が助成の対象となります。
助成金額
助成金額は移動距離によって異なります。例えば、20km以上40km未満の距離であれば2,000円の助成が受けられます。距離が増えるごとに金額も増加し、100km以上の場合は最大で10,000円まで支給される可能性があります。
通院回数の上限
通院回数には上限が設定されています。例えば、妊娠初期から23週までの場合は17回まで、妊娠24週から35週は13回、妊娠36週以降は7回が上限です。また、多胎妊娠の場合はそれぞれに5回の追加が認められています。
申請方法について
この助成を受けるためには、所定の申請書類を日高町の子育て福祉健康課に提出する必要があります。必要書類には、妊産婦アクセス支援費助成金交付申請書、特定分娩取扱施設確認書、母子健康手帳の写し、領収書などが含まれます。申請は、産婦健診を受けた日の属する年度の3月末までに行う必要があります。
各種注意事項
なお、転入されたお客様については、日高町に移る前にかかった費用は助成対象外となりますのでご注意ください。また、特定分娩取扱施設確認書は、ハイリスク妊産婦に該当する方が申し込む場合には必須の書類です。
お問い合わせ
この妊産婦アクセス支援事業に関する詳細や申請手続きについての問い合わせは、日高町の子育て福祉健康課に電話(0738-63-3801)でお尋ねください。妊娠・出産に向けて、少しでも安心して過ごせる環境を整えることを目指すこの事業を、多くの方にご利用いただきたいと思います。