エフピコとマルカワグループの環境協働が前進、エコ製品の導入拡大

環境保護に向けた協働の力

エフピコとマルカワグループが手を組み、地域環境の負荷を軽減する取り組みを進めています。これにより、和歌山および京阪神地区でのCO2排出量の抑制を目指しており、2025年3月までに9店舗での実施を予定しています。本記事では、この新しい取り組みについて詳しく見ていきましょう。

エフピコのエコ製品の背景

エフピコは、使い捨て食品トレーを主に製造・販売する企業で、持続可能な循環型社会の実現を目指すために「トレーtoトレー」や「ボトルto透明容器」といったリサイクル方式を導入しています。この方式により、使用済みの食品トレーやペットボトルを新たな製品に生まれ変わらせることが可能になり、資源の無駄を省く努力が続けられています。

エフピコの代表取締役会長、佐藤守正氏は、「私たちの目的は、環境負荷を軽減し、持続可能な社会を作ることです」と語ります。これにより、食品業界全体の環境対策を強化することを目指しています。

マルカワグループの役割

マルカワグループは、和歌山を中心にスーパーマーケットや百貨店で鮮魚を提供する企業で、地域の食文化を支える重要な存在です。このグループは、エフピコのエコ製品を店舗で積極的に使用し、CO2排出量の抑制に貢献してきました。

川口達也社長は、「当社の売場で環境に配慮したエコ製品を利用することで、地域社会にも良い影響を与えていきたい」と語っています。2025年度には53トン、2026年度には55トンのCO2排出量を削減する目標を掲げています。

持続可能な社会の実現を目指して

このような協働への取り組みは、エコ製品普及の第一歩です。地域住民や訪れる人々に対して環境保護への意識を広め、日常生活においてもエコな選択ができるようにすることが重要です。

エフピコとマルカワグループの取り組みは、地域の循環型社会の実現を目指すだけではなく、全国的な環境保護への影響も期待されています。両社の協働が、より多くの企業へと広がることを願っています。