持ち帰り弁当の草分け『ほっかほっか亭』、50周年を迎え日本ネーミング大賞で栄誉獲得

『ほっかほっか亭』が歩んだ50年の道のり

持ち帰り弁当の先駆者、株式会社ほっかほっか亭総本部が創業50周年を迎える直前に、名誉ある「日本ネーミング大賞2025」で優秀賞を受賞しました。この賞は、一般社団法人日本ネーミング協会が主催し、ネーミングの重要性を広めることを目的としています。今年は762点のエントリーがあり、こうした中での受賞は特に価値が高いものです。

50周年を迎える『ほっかほっか亭』の受賞理由

『ほっかほっか亭』が受賞した理由は、その親しみやすく、温かみのある屋号にあります。「ほっかほっか」という言葉からは、ふっくらとした炊きたてごはんの湯気が立ち上り、訪れるお客さまに安心感を与えます。実際、審査員からは「分かりやすく、食欲をそそるネーミング」と高く評価されました。

受賞式は2025年12月1日に赤坂で行われ、大きな支持を受けたことを実感できる瞬間でした。特に、審査委員長である太田光さんからの盾は、受賞の喜びを上げるものでした。

創業のストーリー

『ほっかほっか亭』が誕生したのは1976年のこと。冷たい弁当が主流だった時代に、温かい持ち帰り弁当を初めて販売したのがこの店です。創業者自身が冬の寒い市場で食べた、ほんのり温かい弁当の体験が名前の由来となりました。「ほっかほっか」という言葉は、食卓に喜びをもたらし、地域の人々に愛され続けてきたのです。

コミュニティとのつながり

『ほっかほっか亭』は、地域の「台所」として存在することを目指しています。お店で手づくりされた料理は、温かさだけでなく、食べる人々の気持ちも包み込むものです。受賞の際には、これまで支えてくださった全ての方々に感謝を表明し、次の50年に向けた展望も語られました。

これから『ほっかほっか亭』は、時代に合った挑戦を続け、新たな食文化を創造していくことを約束します。SNSやアプリを駆使したコミュニケーションも活発に行い、地域社会とのつながりをより強化していくつもりです。これからも、おいしい温かいお弁当を通じて、多くの人々を笑顔にしていくことでしょう。

今後の展望

常務取締役の飯沼俊彦氏は、「お客様と共に作り上げていく」という理念を大切にし、50周年を迎えた今、さらなる飛躍を目指しています。お客様に喜ばれる新しいサービスや商品を提供するために、今後の予定が期待されます。温かいお弁当と共に、地域の皆さんに新しい発見や楽しみを届け続けていくことでしょう。

50年間支えてくださった全ての人々に感謝しつつ、これからも『ほっかほっか亭』の evolution、そして歴史を刻んでいきます。寒い日に暖かいお弁当を買いに出かけたくなるような、そんな瞬間が待っています。