和歌山県と株式会社サンコーは、災害時における物資調達を円滑に行うための協定を締結しました。この協定は、発生が懸念される自然災害への備えを強化することを目的としています。
協定締結の背景
近年、地震や豪雨などの自然災害が全国的に増えており、迅速な物資供給体制が求められています。これに応える形で、サンコーは防災トイレを中心とした備蓄品の提供を行ってきました。新たに締結されたこの協定により、和歌山県は災害時の物資供給をサンコーに依頼できる体制が整いました。
提供される物資
サンコーは、日用品や生活必需品、さらに災害時に必要な物資を迅速に供給することができます。特に、和歌山県が注目するのは、携帯トイレです。このトイレは断水時でも使用可能であり、平時から60万回分の備蓄があるため、いざという時にすぐに提供が可能です。さらに、地域防災啓発活動の一環として、3,000回分の携帯トイレも寄贈されました。
地域防災活動への取り組み
サンコーは物資の支援や運搬だけでなく、地域の防災活動への参加も行っています。地域住民への防災意識の啓発活動を通じて、「備える意識」を高める取り組みも進めています。この活動の中で、物質的な備えだけでなく、精神的な備えも重要視しています。生活の中で防災を意識することが、地域全体の安全と安心を育てることにつながります。
代表取締役のメッセージ
株式会社サンコーの角谷太基代表取締役は、「地域の皆さんと共に“災害に強いまちづくり”に貢献できることを光栄に思っています。今後も地域に根ざした支援体制を強化し、暮らしに寄り添ったものづくりを通じて、安心できる未来を提供していきたい」と語っています。
会社概要
株式会社サンコーは、和歌山県海南市を本拠地とし、掃除・防災・ペット関連商品を中心に、生活サポート用品の開発から製造、販売を一貫して行っています。特に防災トイレや「おしっこ吸う~パット」シリーズは、顧客のニーズに応える高品質な商品として多くの支持を集めています。
こうした取り組みを通じて、サンコーは地域社会の防災力向上に寄与し、住民が安心して暮らせる環境づくりに努めています。今後もこのような協定が全国に広がり、地域の安全の確保に寄与することが期待されます。