第19回キッズデザイン賞受賞!檸檬会の新しい教育施設を紹介
社会福祉法人檸檬会(れもんかい)が運営する「レイモンド斑鳩こども園」「レイモンド甲賀こども園」「奈良おもちゃ美術館」が、第19回キッズデザイン賞でトリプル受賞を果たしました。これらの施設は、子どもたちの育ちを考慮したデザインと機能性を兼ね備えており、地域社会にとっても大きな意味を持つものです。
キッズデザイン賞とは?
キッズデザイン賞は、子どもたちが安全に暮らし、感性や創造性を豊かに育む製品やサービス、空間などを表彰するものです。2007年に設立されたこの賞は、子ども用だけでなく、一般向けに開発された品でも子育てに配慮がなされていれば対象となるのが特徴です。そのため、非常にバラエティに富んだ受賞作品が登場します。
それぞれの施設の特徴
レイモンド斑鳩こども園
「レイモンド斑鳩こども園」は奈良県生駒郡に位置し、子どもたちが季節の変化を感じ、自然と触れ合うことに重点を置いたデザインが魅力です。特に地元産の木材を使用したホールには存在感があり、訪れる子どもたちに独特な体験を提供します。2024年4月1日の開園を控え、45名が在籍できる1号定員と105名の2号・3号定員を設けています。園内には初のセンサリールーム「あるまま」も設置され、感覚を刺激する遊びを楽しむことができます。
レイモンド甲賀こども園
滋賀県の「レイモンド甲賀こども園」は、統合された公立保育所に由来し、200名の大規模な受け入れが可能です。周囲に自然が豊かで、子どもたちは四季に応じた風景を楽しむことができる環境が整っています。園内は高い天井と広々した空間で、特に「レイモンドレストラン」と名付けられた食堂は、明るい光に包まれています。こちらも2024年4月1日からの開園で、15名の1号定員と185名の2号・3号定員があります。
奈良おもちゃ美術館
「奈良おもちゃ美術館」は、2025年3月20日のオープンを予定しており、木のおもちゃをテーマにした体験型の施設です。香り高い吉野杉を使用し、約300種類、5,000点の木の玩具が並ぶスペースが圧巻です。1階には「MOKUMOKU Cafe」やイベントスペースも設けられています。子どもから高齢者までが一緒に遊び学ぶことができる「木育」をテーマにしており、地域の文化も体験できます。
檸檬会の理念
社会福祉法人檸檬会は「なんだろうのその先へ」との理念を掲げ、保育・教育と福祉事業を通じて、地域社会に貢献しています。子どもたちにとって主体的で対話的な環境を整え、社会的なインクルージョンを進めるために、さまざまな取り組みを行っています。また、事業を通じて新たな価値を創造し、持続可能な社会の実現を目指しています。
これらの受賞施設は、子どもたちにとっての学びの場であり、地域住民にとっても愛される場所となることでしょう。今後の開園やオープンが楽しみです。