和歌山でのジェンダー平等の推進—新プロジェクト設立とシンポジウム開催

和歌山での新たなジェンダー平等プロジェクト



和歌山県では、女性活躍の推進を目的に設立された「女性活躍企業同盟」が、さらなるの地域に根ざしたジェンダー平等の実現を図るべく、2023年11月4日より「わかやまジェンダー平等プロジェクト」として新たに生まれ変わります。このプロジェクトを通じて、県内の企業や団体を対象にした登録制度を設け、ジェンダーに基づく多様な社会課題への取り組みを広げていくことが目的です。

ジェンダー平等プロジェクトの目的



このプロジェクトは、性別に由来する様々な格差を解消し、誰もが自分らしく活きることができる社会の実現を目指しています。特に注目されるのは、企業や団体が参加することで得られる情報共有や交流の促進です。個々の意識改革を進めることで、ジェンダー平等を全県的に推進し、女性の活躍を促す環境を整えていきます。

改組の背景



ここ数年、社会は大きく変わりました。女性の活躍が進む一方で、ジェンダーによる多様な格差が顕在化しています。これを受けて、和歌山県ではより広範な視点からジェンダー平等を進める必要性を感じ、改組を決定しました。これにより、職場や地域、家庭において多様な性を認め合い、支え合う関係を築くことを目指します。

行動基準と登録要件



プロジェクトでは、次の3つの行動基準が設けられています。

1. 性別による決めつけをやめる
2. 性の在り方の違いを認め、互いに支え合う
3. 小さなことから変えていく

また、登録を希望する企業団体には、和歌山県内で事業を行い、上記の行動基準に則ってジェンダー平等の取り組みを行う意欲が求められます。防止対策の強化にも配慮し、暴力団員との関係がないことが条件となります。

シンポジウムの開催



このプロジェクトの発表とともに、11月4日(火)に「わかやまジェンダー平等プロジェクト」の記念シンポジウムが開催されます。このシンポジウムは、地域の企業を対象としたもので、ジェンダー平等の理解を深め、具体的なアクションにつなげるための重要な場となります。

シンポジウムの詳細


  • - 日時:2023年11月4日(火)13:30~17:30
  • - 会場:ホテルアバローム紀の国 3階「孔雀の間」(和歌山市湊通丁北2-1-2)

プログラム内容

シンポジウムは3部構成になっており、最初の部では「わかやまジェンダー平等推進アワード」の受賞式が行われます。受賞者には、株式会社アワーズやトランスコスモス株式会社、和歌山信愛大学などが名を連ねます。続いて、基調講演として独立行政法人国立女性教育会館の理事長、萩原なつ子氏が「地方から進めるジェンダー平等 ~共に創る未来社会~」と題して講演を行い、最後には地域働き方・職場改革ワークショップが開催されます。

この機会に、ぜひ和歌山県のジェンダー平等に対する取り組みを知り、参加してみてはいかがでしょうか。皆さまの参加を心よりお待ちしております。

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