御坊市とシダックスが結ぶ災害時の給食支援協定の意義

御坊市とシダックスが結ぶ災害時の給食支援協定

和歌山県御坊市とシダックス大新東ヒューマンサービス株式会社（以下、SDH）が災害時の支援協力に関する協定を締結しました。この協定は、災害発生時に市民へ迅速に食事を提供することを目的としており、SDHによる災害時の支援体制がさらに強化されることになります。

御坊市は、自然豊かな町であり、白馬山脈や日高川といった素晴らしい景観に恵まれています。SDHは2012年から御坊市の給食センターの調理業務を受託し、市内のさまざまな学校に約2,000食を提供しています。災害時にも、この給食センターを活用し、地域住民に必要な食事を届く体制を整えるわけです。

今回の協定締結により、SDHはこれまでの経験を基に、全31件の災害給食支援協定の一環として、御坊市の市民に必要な食事を迅速に提供できる仕組みを構築します。SDHは2024年の能登半島地震の際にも、全国からスタッフを派遣し、炊き出しや物資輸送を行い支援活動を展開しました。このような実績を踏まえ、御坊市でも強固な支援体制を確立する予定です。

また、2024年4月からは御坊市民文化会館の運営も受託します。これにより、地域社会へのさらなる貢献が期待されます。災害時の支援協定を通じて、SDHは地域の社会課題解決に積極的に取り組む意向を示しています。

御坊市とSDHの連携は、単なる給食サービスにとどまらず、地域を守るための重要な一歩となるでしょう。災害時における食事提供のスムーズな運営に向けて、今後の動きが注目です。地域の皆さんにも安心を提供できるこの取り組みが、広がりを見せることを期待しています。