竹循環プロジェクト受賞
2025-12-24 12:32:53

アドベンチャーワールドが環境省から特別賞を受賞!地域と共創する竹循環プロジェクト

アドベンチャーワールドが特別賞を受賞!



和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドが、環境省主催の「第13回グッドライフアワード」で実行委員会特別賞「環境地域ブランディング賞」を受賞しました。このアワードは、環境への配慮と地域住民との共創を目指した優れた取り組みを表彰するもので、224件の応募の中から39件が受賞。本記事では、アドベンチャーワールドの取り組み内容を詳しくご紹介します。

受賞プロジェクトの背景



アドベンチャーワールドの受賞対象となったのは「パンダから広がる竹循環と里山・里海再生プロジェクト」です。このプロジェクトは、長年にわたりジャイアントパンダの飼育・繁殖研究を行ってきたアドベンチャーワールドが、その過程で生じる竹の有効利用を目指して立ち上げたものです。竹はパンダの食餌の一部であり、常に管理しなければならない資源ですが、それをただ廃棄するのではなく、地域の循環に役立てようとした点が評価されました。

具体的な取り組み内容



このプロジェクトは大きく分けて二つの側面があります。まず、里山の再生です。これには岸和田市における放置竹林の整備が含まれ、この活動を通じて地域環境の保全と復活に寄与しています。また、竹を利用した環境保全の具体例として、竹魚礁を海に設置し、海洋生態系の再生を進めています。これにより、2022年からは4年連続でアオリイカの産卵・孵化を確認しています。

次に、地域参加型のアート活動があります。アドベンチャーワールドでは、竹を用いた巨大な竹アートを地域の住民、さらには小中学生150人以上と共に制作しました。この活動は、竹を利用することで地域内の文化や観光を促進し、地域住民の交流にも貢献しています。竹あかりの製作や展示も行われ、多くの人々が参加しました。

未来に向けての展望



アドベンチャーワールドは、パンダが2025年6月に帰国した後も、竹循環プロジェクトと共に里山・里海の再生を進める意向を示しています。地域との共創を通じて、持続可能な社会の実現を目指していく方針です。さらに、竹を資源化しテーブルウェアなどのプロダクトを展開することで、日常生活に環境に優しい選択肢を提供することにも力を入れています。

SDGsへの貢献



アドベンチャーワールドの取り組みは、国際的な持続可能な開発目標(SDGs)の達成にも寄与しています。特に、生命の保全や資源の循環利用を通じて、持続可能な開発を実現するための活動が注目されています。これらの取り組みを通じて、未来の世代へと豊かな自然環境を引き継ぐことが大切です。

アドベンチャーワールドは、ただの観光地ではなく、地域と連携しながら持続可能な社会の実現に貢献するモデルケースとして、全国にその活動を広げていくことが期待されます。我々もその動きに注目し、地域の環境保全活動に参画することが求められています。


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