紀美野町が2026年4月1日にオープンする予定の「ULTRA SPORTS KIMINO」は、これまでのスポーツ施設のイメージを覆す新しい公共スポーツ環境を提供します。老朽化したスポーツ公園をリニューアルするこのプロジェクトは、地方自治体が民間パートナーと協力して進める先進的な取り組みです。
リニューアルの背景
紀美野町にある旧スポーツ公園は、長年にわたり地域のスポーツ活動を支えてきましたが、施設が老朽化し、その機能も低下していました。町はこれを受けて、KIMINO STUDIES株式会社との協働により、公共施設の新たな運営モデルとして「DBO(Design/Build/Operate)」方式を採用することになりました。この方式は、設計から運営までを一括して民間に委託し、スピード感と効率性を最大限に引き出すものです。
施設の特徴
「ULTRA SPORTS KIMINO」の最大の特徴は、幅広い競技に対応したハイグレードな施設群です。人工芝サッカー場、野球場、フルコートに対応した多目的体育館、LED照明のあるテニスコートなどが整備され、地域のスポーツ活動や公式大会まで対応できる設計です。
また、カフェ・レストランも併設され、一般の利用者も楽しむことができるスペースが提供されます。12室の合宿型宿泊棟も備わっており、外部チームの合宿需要に応じた施設としても活用できるのです。
AI技術の活用
さらに注目すべきは、AI技術を活用したスポーツのパフォーマンス向上への取り組みです。サッカー、野球、バスケットボールのプレーをAIカメラで解析し、選手個々の成長を支援するために、株式会社SPLYZAのアプリを導入します。これにより、自動プレー解析やダッシュボードの提供が行われ、より効率的に選手の能力向上が図られます。
地域スポーツの振興
紀美野町は、この施設を「デイリー・スポーツパーク」として地域に開放し、誰もが公平に利用できる仕組みを整えることを目指しています。地域の教育機関やクラブチーム、企業との連携を強化し、「地域のスポーツの定着」を図ることがこの施設の狙いです。町民料金を適用し、地域イベントや障害者スポーツへの配慮も忘れません。
持続可能な経営
運営面では、LED照明や省エネ設備の導入によりランニングコストを削減。さらに、宿泊棟の設置やカフェ・レストランの活用を通じて、地域にとっての新たな収入源を確保します。大会やイベントの誘致によって生まれる非日常の需要も大切に考えています。この「地域財政に負担をかけないスポーツ公園」は、全国的に注目される新しいモデルといえるでしょう。
尾形良樹氏のコメント
KIMINO STUDIES株式会社の代表取締役である尾形良樹氏は、このプロジェクトが地方スポーツを再設計する挑戦であると語りました。地域住民や競技者、指導者が一つの場所で成長し続ける、新たなスポーツパークの構築を目指しています。
この施設は紀美野町のスポーツの未来を切り拓くものであり、国内外での評価が期待されます。オープンの準備が進む「ULTRA SPORTS KIMINO」に、ぜひご期待ください。