和歌山下津港に新たな航路が開設
この度、和歌山自身および周辺地域にとって待望のニュースが飛び込んできました。2022年10月8日(土)より和歌山下津港に、定期RORO(ローロー)船の運航が開始されることが決まりました。これにより毎週土曜日に、愛媛県の三島川之江港から出発し、千葉県の千葉港に向かうRORO船が和歌山下津港に寄港します。
RORO船とは何か?
RORO船とは「Roll on/Roll off」の略称で、車両をそのまま積み込んで運ぶことができる貨物船です。通常、貨物トラックやシャーシ(貨物を運ぶ車両)がそのまま船に乗り込み、目的地まで移動します。トレーラーヘッドとシャーシを切り離してシャーシだけを輸送するため、陸上輸送と比べてCO2排出の削減が可能です。この方式は、長時間の輸送を避け、ドライバー不足への対応にも役立ちます。環境に優しいだけでなく、効率的な輸送手段として注目されています。
和歌山県における影響
今回のRORO船の就航は、和歌山県下において初めての試みであり、地域の産業や物流の活性化に大きく寄与することが見込まれています。毎週土曜日に寄港することで、地元のビジネスに新たな可能性を提供することが期待されます。
運航スケジュール
- - 寄港時刻:毎週土曜日の11時に到着、13時に出発(時刻は当日の運航状況により異なる場合があります)
- - 寄港場所:和歌山下津港西浜地区西浜第5岸壁
- - 航路:三島川之江港 ⇒ 堺泉北港 ⇒ 和歌山下津港 ⇒ 千葉港
(和歌山下津港には上りのみ寄港します)
この新しい航路で使用される船舶は、大王海運株式会社の「第5はる丸」または「第6はる丸」です。船は179.9mの全長を持ち、総トン数は12,404t、20tシャーシなら160台、乗用車なら250台を積載可能です。
利用を考えている事業者様へ
もしこのRORO船の利用にご興味がある事業者様がいれば、ぜひ大王海運株式会社の関西営業所にお問合せください。連絡先は以下の通りです。
- - 担当:成島、辻村
- - 電話番号:06-7669-8470
新たな物流の時代が幕を開ける和歌山下津港で、仕事の可能性を広げましょう。地域の発展に貢献するこの取り組みに、多くの方のご協力を期待しています。