高野山の案内犬ゴン
2025-07-29 10:34:24

高野山に導かれた白い犬の物語が新装版として再登場!

伝説の犬、ゴンの物語が再び注目を集める



高野山の入り口、九度山町での物語。毎日、朝早くから多くの参拝客やお遍路さんが訪れ、高野山への道を歩きます。そんな中で、新たに増刷されたノンフィクション童話『新装版 高野山の案内犬ゴン』が話題を呼んでいます。この本は、1200年前に弘法大師が開創の道を歩んだ際、白い犬に道案内されていたという伝説を基にしています。

白い犬・ゴンは、ある日ひょんなことから九度山町に姿を現しました。野良犬だった彼は、その後お大師様の助けとなり、参拝客たちを高野山へと導く存在に。険しい20キロの山道を共に歩き時には振り返り、迷う人を見守る姿が多くの人の心を打ちました。

慈尊院の住職によって「ゴン」と名付けられたこの犬は、町の人々や訪れる人々から愛され、その存在が地域の宝物となりました。ゴンの物語は単なる伝説にとどまらず、現代でも読み継がれ、高齢者にも親しみやすいようにレイアウトが工夫されています。本書は文字が大きく、挿絵や写真も豊富。小さな子どもたちにとっても、楽しく読みながら漢字を学ぶ工夫がされています。

この新装版には、ただの物語としての面白さだけでなく、高野山やその周辺に位置するお堂や歴史的建築物の情報も織り込まれています。本書を手に取ることで、まるでゴンに導かれて高野山へ歩いているかのような体験をすることができます。実に素晴らしい、知識を深める一冊です。

本書の著者、関朝之さんは、ノンフィクションライターとして多岐にわたるテーマで取材を行い、人々の人生模様を描いています。スポーツインストラクターやバーテンダーを経て作家としての道を歩み始め、今回は『救われた団地犬 ダン』や『神様のおつかい犬 純平』など、動物を題材とした感動的な作品を多く手がけています。

『新装版 高野山の案内犬ゴン』は、単なる読み物として楽しむだけでなく、大切な思い出や感動を祖父母から孫へと受け継ぐきっかけにもなるでしょう。だれもが心温まる物語の中で、地域の歴史に触れ、感動を共にすることができるこの一冊。今がまさに手に取るチャンスです!

この書籍はA5判、176ページで構成されており、発行はハート出版から行われています。興味がある方はぜひ公式サイトでの情報もチェックしてみてください!

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